米俳優組合の交渉決裂 ハリウッドの各労働組合が再開要求の声明
2023年10月14日 15:30
ハリウッドの各労働組合は10月13日(現地時間)、米俳優組合(SAG-AFTRA)と業界団体Alliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)の契約更改交渉が2日前に決裂したことを受け、大手スタジオに対してSAG-AFTRAとの交渉を再開するよう求めた。米バラエティが報じた。
AMPTPは11日、両者の溝は「大きすぎる」とし、これ以上の交渉は生産的でないと述べた。AMPTPはSAG-AFTRAに対し、米監督組合(DGA)および米脚本家組合(WGA)との合意に準じた契約を提案していた。
WGA、DGA、国際舞台演劇・映画従事者同盟(IATSE)を含む各労働組合は、声明の中で、AMPTPはSAG-AFTRAとの交渉において、「単に他の労働組合と交渉した条件を複製した以上の提案が必要である」ことを認識すべきだと主張。「我々は、AMPTPが直ちに誠実に交渉を再開し、SAG-AFTRAとの交渉の席で意味のある動きをし、パフォーマーの具体的なニーズに対応し、彼らにふさわしい公正な取引をすることを集団的に要求する」と述べた。この声明には、トラック運転手組合のチームスターズや、ハリウッド・ベーシック・クラフト・ユニオン、米国音楽家連盟も名を連ねた。
交渉で大きな障害となっているのは、動画配信プラットフォームの収益の分配に関する提案だ。SAG-AFTRAは当初、動画配信プラットフォームにおける映画やテレビ番組の収益の2%を出演者に分配することを要求していた。
スタジオ4社のCEOはこれを断固として拒否したため、SAG-AFTRAは、配信プラットフォーム加入者1人当たり年間57セントの要求へ変更。この条件の場合、動画配信事業の年間5億ドルになると見積もっている。
これに対しAMPTPは、真のコストは8億ドル以上であると反論。スタジオ側は、SAG-AFTRAが同じ土俵に立っていないと結論づけた。
米脚本家組合は9月26日、新たな3年契約に関する暫定合意を承認し、148日間にわたって続いた労働闘争が正式に終結。脚本家たちは仕事に復帰したが、俳優たちがストライキをしている間は、キャスティング、プロモーション、製作を再開することはできない。SAG-AFTRAは90日以上にわたりストライキを続けている。
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