亀梨和也演じるサイコパス弁護士の二面性が垣間見える 三池崇史監督「怪物の木こり」新場面写真&共演キャストコメント
2023年10月11日 07:00

亀梨和也主演、三池崇史監督がメガホンをとった「怪物の木こり」。亀梨が目的のためには手段を選ばず、殺人すらいとわない狂気のサイコパス弁護士という役どころに挑戦する話題作の新場面写真と、共演キャストからのコメントが公開された。
原作は、2019年の第17回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した同名小説(著者:倉井眉介/宝島社文庫刊)。絵本「怪物の木こり」の怪物の仮面を被り、斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生する。次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰。しかし彼は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者が次々と入れ替わり、先読み不可能なストーリーが展開する。警視庁のプロファイラー戸城役で菜々緒、二宮の婚約者・荷見映美役で吉岡里帆が出演するほか、染谷将太、中村獅童、渋川清彦らが共演する。
このほど公開された場面写真は、亀梨演じる二宮彰の二面性が垣間見えるカットや、恋人の映美とにこやかにすごすカットなど4枚。金を基調とした仕事道具が整然と置かれ、綺麗に整理された重厚感あふれるデスクに座る弁護士然とした“表の顔”と、ラフな服装で何かを睨みつけるようだが、前髪がかかり表情が読み取れない”裏の顔”。連続猟奇殺人事件の捜査の過程で二宮と知り合った戸城が次第に二宮に“何か”を感じ取るさまが切り取られている。
亀梨が演じる、犯人をも凌駕するほど冷血非情なサイコパス、という一面を持つ二宮は、“怪物”の仮面を被った犯人に復讐を誓う。三池監督は「二宮役は演じる本人の中にも二面性が求められるが、彼はいくつもの顔を持っています。経験豊富なアーティストであり、俳優であり、そしてイメージを売るアイドルという仕事をしていて、外に出れば街を歩いていても買い物をしていても“亀梨くん”でいないといけない。実際にそうやって生きてきた彼の強さが、今回の役柄に自然に発揮されている」と、二宮という役と亀梨の親和性を語る。
そして警視庁のプロファイラーとして事件を追う戸城嵐子を演じた菜々緒は亀梨とは度々の共演となる。「亀梨さん(演じる二宮)のサイコパスな雰囲気が私の中でのイメージにぴったりハマって鳥肌が立つような感覚がしたのを覚えていて、『亀梨さんとこういう風にお芝居が出来て嬉しいな』と思いながらクランクインの撮影を終えました」と撮影初日を振り返る。
一方で「お話しさせていただくとチャーミングでかわいらしい一面もある」と明かし、「そのような人柄を知っているからこそ、安心してお芝居でぶつかっていける、安心して委ねられる、という部分もありました。今回このような作品で、お芝居でぶつかっていける、サイコパスの役が亀梨さんで本当に良かったなと思います」と、亀梨の人柄と芝居への絶対的な信頼を語った。
戸城と同じく二宮を取り巻くキャラクターの一人で、二宮の本性を知らずに彼を愛する婚約者・荷見映美を演じた吉岡も「亀梨さんは本当に難しい役をされていたと思います。ただ、亀梨さんが座長であったおかげで和やかな現場でした。いつもフラットにコミュニケーションを取ってくださっていたので、楽しい会話をしながら、変に肩に力を入れすぎずに正しい場所に集中して力を入れていくことができました。そういう現場になったのは亀梨さんが座長だったからこそだと感じています」と現場での存在感を称えた。
本作は、ベルギー・ブリュッセル、ポルトガル・ポルトと並ぶ世界三大ファンタスティック映画祭として知られ、スペインのシッチェスで毎年10月に行われる「第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」に出品される。スリラー・サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされるORBITA(オービタ)部門と、アジアの新作のショーケースであるFocus Asia部門、2部門で出品され、ORBITA部門ではクロージング作品として上映が決まった。さらに本作は、10月23日から開催される「第36回東京国際映画祭」ガラ・セレクション部門(Gala Selection)での特別招待上映も決定している。
「怪物の木こり」は、12月1日から全国公開。10月6日から本作のムビチケカードが全国の上映予定劇場(※一部除く)で販売開始。
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