2人の美しい少年が死んだ…40年前にイタリアで起きた実話を映画化 恋のときめきがつまった「シチリア・サマー」予告
2023年10月2日 08:00

40年前にイタリアで起きた事件を映画化し、「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督が絶賛した実話ラブストーリー「シチリア・サマー」の予告編と場面写真13点がお披露目。映像は、「その日、2人の美しい少年が、死んだ――」という衝撃的なナレーションで幕を開ける。
1982年、初夏の日差しが降りそそぐイタリア・シチリア島で、16歳のニーノと17歳のジャンニは運命的な出会いを果たす。育ちも性格も異なるふたりは一瞬で惹かれあい、友情は瞬く間に激しい恋へと変化していく。しかし、少年たちの眩しすぎる恋はある日、突然の終わりを迎える。


ニーノとジャンニを演じたのは、新星ガブリエーレ・ピッツーロと、ダンサーとしても活躍するサムエーレ・セグレート。数百人のオーディションを勝ち抜いたふたりが、みずみずしい演技で魅了する。メガホンをとったのは、イタリアで俳優として活躍するジュゼッペ・フィオレッロ。監督デビューを果たした本作で、イタリア最古の映画賞であるナストロ・ダルジェント賞で新人監督賞を受賞した。本国イタリアでは、高評価の口コミが広がり、1カ月で興行収入が100万ユーロを突破するヒットとなった。


予告編では、2台のバイクがぶつかり、衝突のショックで息ができなくなったジャンニに、ニーノが駆け寄るという、ふたりの出会いを活写。花火師の父と優しい母の下、大家族に愛情いっぱいに育てられたニーノと、内気で友人もなく、孤独な日々を送っていたジャンニ。やがて、ニーノの家を訪れたジャンニは家族に温かく迎えられ、穏やかな日々が過ぎていく。
さらにニーノは、「僕しか知らない場所を君に見せたい」と、ジャンニを秘密の湖畔へと連れ出す。無邪気に打ち上げ花火について語るニーノを、真っ直ぐに見つめるジャンニ――友情が激しい恋へと燃え上がる瞬間を切り取っている。少年たちの感情が高まる一方で、その特別な思いに気付いた周囲が、「その先には破滅しかないわ」と口にするシーンも。最後は、ふたりが寄り添う姿とともに、「忘れない、忘れたくない。」というテロップが映し出されている。


場面写真には、少年たちの初恋のときめきが満載。バイクで駆け抜けた田舎道、飛び込んだ冷たい泉、歌を歌いながらドライブした海岸沿い、ふたりで打ち上げた花火など、かけがえのないひと夏の思い出を、シチリアの美しい風景が彩る。
「シチリア・サマー」は、11月23日より東京の新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほかで公開。
(C)2023 IBLAFILM srl
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