亀梨和也×三池崇史監督「怪物の木こり」サイコパスVSシリアルキラーの壮絶バトルをとらえた予告編&場面写真披露
2023年9月12日 07:00

亀梨和也が主演を務め、三池崇史監督がメガホンをとった「怪物の木こり」の予告編(https://youtu.be/iueUTMI7Ai4)と場面写真が披露された。
原作は、2019年の第17回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した同名小説(著者:倉井眉介/宝島社文庫刊)。絵本「怪物の木こり」の怪物の仮面を被り、斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生する。次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰。しかし彼は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者が次々と入れ替わり、先読み不可能なストーリーが展開する。
二宮役の亀梨は、目的のためには手段を選ばず、殺人すらいとわない狂気のサイコパスという役どころに挑戦。警視庁のプロファイラー役で菜々緒、二宮の婚約者役で吉岡里帆が出演するほか、染谷将太、中村獅童らが共演する。
映像は、山道で横転し大破する車をとらえた大迫力のカーアクションシーンで始まる。亀梨扮する二宮は、救急車を呼んでほしいと懇願する運転手の首元をガラスの破片で躊躇なく掻き切る。弁護士として高く評価される二宮の本性は、他者への共感能力が欠如したサイコパスだった。絵本「怪物の木こり」の仮面を被った犯人の新たなターゲットとなった二宮は、謎に包まれたシリアルキラーに復讐を誓う。
二宮をマークする警視庁の天才プロファイラー戸城(菜々緒)をはじめ、二宮の婚約者の映美(吉岡)、二宮の協力者であるサイコパス外科医・杉谷(染谷)、過去の殺人事件の容疑者・剣持(中村)らの思惑が複雑に絡み合うなか、ラストは二宮が映美にナイフを突き付け、「愛する人に殺されるなんて、ロマンチックじゃないか」と衝撃のセリフを放つ場面で幕を閉じる。

監修を務めた脳科学者の中野信子氏は、「亀梨さんご本人は非常に温かみのある快活なキャラクターをお持ちだと思いますが、いわば真逆といえる主人公の危険な魅力、サイコパスならではの血の通わない表情、表層的に人柄の良さを演出する計算高さを演じる俳優としての力に唸らされました」と絶賛。「サイコパスは身近にいれば実に危険で不都合な存在ですが、スクリーンを通してみるとこれほど魅力的に見えるものかというマジックをぜひ体感してください」と太鼓判を押した。
「怪物の木こり」は、12月1日から全国公開。中野氏のコメント全文は以下の通り。
共感性を持たず自他問わず痛みに対する感受性が低く、時にはそれが恐れ知らずの勇敢さと受け取められる。自分をよく見せる術に長けていることと併せて、一見、大変魅力的な人物に映ることも。
亀梨さんご本人は非常に温かみのある快活なキャラクターをお持ちだと思いますが、いわば真逆といえる主人公の危険な魅力、サイコパスならではの血の通わない表情、表層的に人柄の良さを演出する計算高さを演じる俳優としての力に唸らされました。
サイコパスは身近にいれば実に危険で不都合な存在ですが、スクリーンを通してみるとこれほど魅力的に見えるものかというマジックをぜひ体感してください。これは映画の魔力でもありますが、遠くにいて直接的な実害さえなければ、私たちはサイコパスを本能的に支持してしまうのだという、消し去ることのできない人間の業でもあります。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース

亀梨和也、最狂サイコパス役!三池崇史「この亀梨は夢に出ますよ」 映画「怪物の木こり」で菜々緒&吉岡里帆と共演
2023年6月7日 04:00





映画.com注目特集をチェック

大量殺戮の容疑者は、妻と4人の部下
【ネタバレ厳禁の超一級サスペンス】全感覚を研ぎ澄ませろ――スパイによる究極のスパイ狩り
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

“地球で最も危険な仕事”を知ってる?
【驚がくの実話】ヤバい、ヤバすぎる…生存確率0%からの生還に挑む超高評価作
提供:キノフィルムズ

すっげぇ楽しい超刺激作
【めちゃ笑った】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

映画を変えた“伝説の映画”
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった
提供:ディズニー

本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です
【ラスト5分の余韻が、あなたの生涯に影響する】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント