「スパナチュ」のスピンオフドラマ「ウィンチェスターズ」、落雷で負傷したスタッフが制作者らを提訴
2023年9月5日 22:00

一世を風靡した大人気ドラマ「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」のスピンオフ「ウィンチェスターズ」の制作スタッフが、危険な悪天候下で撮影を強行したせいで雷に打たれ、怪我を負ったとして米ワーナー・ブラザース・テレビジョンをはじめとする制作陣を提訴した。
2021年、多くのファンに惜しまれつつシーズン15をもって放送終了を迎えた「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」は、アメリカ各地を旅しながら“ハンター”として魔物や妖怪、悪霊など超自然的な存在を狩るウィンチェスター兄弟の活躍を描いた超常現象アクションドラマ。主人公の兄弟を演じるジェンセン・アクレスとジャレッド・パダレッキを一躍スターの座に押し上げるとともに、若い女性を中心としたファンから熱狂的な支持を集めた。
その前日譚となるスピンオフドラマ「ウィンチェスターズ」は、サムとディーンの両親であるジョン&メアリーに焦点を当てた物語。運命的な出会いから恋に落ちたふたりが、様々な障壁を乗り越えて愛を貫こうと葛藤するさまが、アクレス扮するディーン・ウィンチェスターの視点で語られる。
このほど、制作側のルール違反によって多大な肉体的危害と精神的苦痛をこうむったとして、ワーナーと放送局の米The CWネットワーク、ならびに制作総指揮のアクレスを相手どり、補償的損害賠償および懲罰的損害賠償を求める訴訟を起こしたのは、制作スタッフのブライアン・デロレンツォ氏。米Deadlineが入手した訴状によれば、事故が起きたのは昨年、米ルイジアナ州で撮影していた時のこと。警報級の暴風雨が接近していたにもかかわらず、演出上の観点からあえて大雨のなかで撮影したいと言い出した監督のジョン・ショウォルターは、スタッフが安全面への不安を募らせるなか撮影を続けるよう命じたそうで、カメラのすぐ隣に立っていたデロレンツォ氏は、「ドカーンという爆音が響くと同時に強烈な白い光に目が眩み、気がつけば雷に打たれて気絶していた」という。デロレンツォ氏はすぐに病院に搬送されて手当を受け、幸い命に別状はなかった。
制作側によって定められた撮影現場における安全規則には、「撮影現場の周囲6マイル(約9.6 km)の範囲で落雷があった際には、ただちに撮影を中断すること。中断は雷雨が去ったのを確認したのちも、最低30分は継続するものとする」と明記されている。デロレンツォ氏はワーナーの制作進行および安全管理者に同規定に従うべきではないかと持ちかけたところ、「雷探知機と天気予報アプリがあれば大丈夫だろう」と、冷たくあしらわれたと主張している。
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