エミー賞授賞式の新たな日程が決定
2023年8月12日 22:00

米脚本家組合(WGA)と米俳優組合(SAG-AFTRA)のダブルストライキを受けて、先ごろ延期を発表した第75回プライムタイム・エミー賞授賞式の新たな日程が決定した。
当初は例年通り、9月18日(現地時間)に米FOXで生中継予定だった今年のエミー賞授賞式だが、同賞を主催するテレビジョン・アカデミーと今年の放送権を獲得したFOXは、WGAとSAG-AFTRAの両者が、映画会社、テレビ局、配信プラットフォームなど350社が所属する業界団体Alliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)との合意に至り、ストライキが終息するまで待つか否かについて協議を重ねてきた。
米ハリウッド・レポーターによると、最初は2カ月遅れの11月に開催という案が有力だったものの、ストライキ終結に向けた交渉再開の気配すらみられないなか、2カ月遅らせたところで何の解決にもならないと判断したようで、最終的には2024年1月15日(現地時間)、米ロサンゼルスのダウンタウンにある複合施設「LAライブ」内ピーコックシアターで開催されることに決定した。
エミー賞授賞式が年をまたぐのは極めて異例のこと。さらに、テレビジョン・アカデミーが、投票や選考をめぐるスケジュールは、ダブルストライキにかかわらず変更しないとしたことから、決選投票でノミネート作品が決定する8月28日から実に5カ月近くも遅れての授賞式となる。
現在、ゴールデングローブ賞が24年1月(日時未定)、全米批評家協会賞が同14日、ストライキ決行中のSAG-AFTRA主催による全米映画俳優組合賞が2月24日、アメリカ製作者組合(PGA)賞が2月25日にそれぞれ、授賞式を予定しているため、業界の期待通り年内にストライキが終息した暁には、年明け1月から2月にかけて前代未聞のアワードラッシュになりそうだ。
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