森田博之監督のSFヒューマンドラマ「光る鯨」完成 関口蒼が映画初主演
2023年8月3日 21:00

元TEMPURA KIDZの関口蒼が初主演を務めた、森田博之監督の新作長編映画「光る鯨」が完成した。その披露試写会が7月28日に都内劇場で行われ、森田監督、関口をはじめ、共演の佐野日菜汰、中神円、瀧石涼葉、山口友和、水沢朋美、影山祐子、ミネオショウが上映後の舞台挨拶に登壇した。
森田監督の前作「ラストラブレター」は近未来を舞台に、妻を失った男がヒューマノイドとして妻をよみがえらせるが、実はヒューマノイドは別の記憶によるものだったという切ないラブストーリーで、ミネオショウと影山祐子が主演。第11回田辺・弁慶映画祭でキネマイスター賞と映画.com賞を受賞した。

「光る鯨」は、築50年の都営団地を舞台に、ある一冊の小説をめぐる物語が描かれるSFヒューマンドラマ。コンビニのアルバイト店員・志村イトは、失踪した幼馴染みを追って幼少期に住んでいた都営団地へと向かう。そこの老朽化したエレベーターに乗り、この世界とよく似ているが全く違う異世界〈パラレルワールド〉へ降り立つ。そこで彼女は現実の世界から消えてしまった人々と再会する―。イトを関口、イトの幼馴染み・はかるを「明ける夜に」の佐野、イトの姉・冬海を「空の瞳とカタツムリ」の中神、カフェのマスターを「馬の骨」の桐生コウジが演じている。

脚本も手掛けた森田監督は「2018年公開の前作『ラストラブレター』では、ヒューマノイドとして蘇った大切なひとと過ごす最後の七日間を描きました。テーマは“別れの瞬間”でした。新作では“別れのその先”を描きたいと思いました。人は生きていると必ず大切な人との死別を経験します。残された人がどのように悲しみや喪失と向き合い、その後の日々をどのように生きていくべきか。どこかでまた再会できるかもしれないという儚い想い。そのようなことを『光る鯨』では語りたいと思い制作しました」と述べている。

試写会当日に初めて完成した作品を鑑賞した関口は、「見る前から緊張してしまって、普通に見れるかなと思いながら見ていたんですけど、素直に感動しました。CG部分の鯨や月とかは撮影時はなかったものなので、『鯨が光っている!』と思ったりして、面白かったです」と初主演映画の感想を語った。
なお本作は、文化庁AFF2(ARTS for the future!2)事業の助成金を得て制作されており、年内の劇場公開を目指している。
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