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「こちらあみ子」の大沢一菜がホームレスの息子役、又吉直樹が父 宮藤官九郎が「どですかでん」原作をドラマ化「季節のない街」

2023年8月2日 13:00

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ホームレス役を演じた大沢一菜(中)
ホームレス役を演じた大沢一菜(中)
「季節のない街」 ディズニープラス「スター」で8月9日(水)より全10話一挙独占配信

池松壮亮が主演し、宮藤官九郎が企画・監督・脚本を務めるドラマ「季節のない街」。山本周五郎氏の傑作小説で、黒澤明監督作「どですかでん」(1970)の原作としても知られる「季節のない街」をドラマ化する本シリーズには、宮藤組の常連から初出演まで豪華キャストが出演する。デビュー作「こちらあみ子」でのみずみずしい演技で注目を集め、本作では又吉直樹とともにホームレスの親子を演じる大沢一菜が役どころを語った。

ドラマでは、12年前に起きた“ナニ”の災害を経て建てられた仮設住宅のある“街”へと舞台を置き換え、現代の物語として再構築。希望を失い、街にやってきた主人公の田中新助こと半助が、住人たちの姿に希望を見出し、人生を再生していく青春群像エンタテインメントを紡ぐ。宮藤とともに、「俳優 亀岡拓次」の横浜聡子、「ドライブ・マイ・カー」に監督補として参加した渡辺直樹が監督を担う。

本作で大沢が演じるのは、12年前の“ナニ”と呼ばれる災害で全てを失った人たちが集まる仮設の“街”に住み着く、ホームレス親子の息子役。街の住人たちは小さいながらも屋根のあるプレハブ小屋にそれぞれ暮らしているが、ホームレス親子は仮設に住むこともできず、飲食店の食べ残しや賞味期限切れの廃棄食材をもらって命を繋いでいる。そんな過酷な環境の中でもホームレスの父は、その見かけとは裏腹に、博識で品のある語り口で、「マイホーム」を建てる夢を日々息子に語り続ける。そして、息子は、父の計画を共に夢見ながらも、ふたりが今日1日を生き延びるため、目の前の食料確保に奔走する。

――大沢さんがホームレスの息子役に挑戦してみたいと思われた理由を教えてください。
普段の生活とは違って、過酷なホームレスの暮らしに興味がありました。
――少年役を演じてみてどうでしたか?

特に意識せずに演じることが出来ました。

――このホームレス親子の関係について、どう思いましたか?

お父さんは理想の家の話しかしないので親子としては歪な関係に感じました。でも少年は、お父さんのことは好きで喜ばせたいと思っています。

――撮影現場の様子はどんな感じでしたか?

とても賑やかでした。街に住む皆さんがとても優しくて、撮影は冬でとても寒かったのですが、あたたかい現場でした。

――宮藤監督とはどんな話をしましたか?

映画「こちらあみ子」にも出演している犬のぬいぐるみの「わんころべー」を紹介しました。「本当の犬にドブに落とされたので汚れています」と言ったら「意外に綺麗だね」と言われました。

――父親役の又吉直樹さんとはどんな話をしましたか?

私の学校で流行っている遊びやアニメについて聞かれたり、私が普段よく行く美味しいお好み焼きやさんを紹介したりしました。あとは撮影の空き時間に、セリフの読み合わせを一緒にしてくれました。

――仮設の“街”の青年部の3人(池松壮亮さん、仲野太賀さん、渡辺大知さん)とはどんな話をしましたか?

撮影が一緒の時は、空き時間に皆でサッカーをしたり、お昼休憩の時は一緒にお弁当を食べました。みなさんとても優しく、池松さんには「掃除機」さん、仲野さんには「たいやき」さん、渡辺さんには「だいいちばん」さんというあだ名をつけて呼ばせて頂きました。

――劇中ではプールのある家に住んでみたいというセリフがありますが、大沢さんはどんなおうちに住んでみたいですか?

ゲームセンターやスケートパークがあるお家に住んでみたいです。

企画・監督・脚本:宮藤官九郎季節のない街」は、ディズニープラス「スター」で、8月9日から全10話一挙、独占配信開始。

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