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クリストファー・ノーラン、「007」監督を任されることは「素晴らしい特権」

2023年7月26日 11:00

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クリストファー・ノーラン
クリストファー・ノーラン
Photo by Kevin Winter/Getty Images for CinemaCon

最新作「オッペンハイマー」が好評のクリストファー・ノーラン監督が、改めて「007」への意欲を語った。米人気ポッドキャスト「Happy Sad Confused」に登場したノーラン監督は、もし「適切な瞬間」にオファーを受けた場合、「007」の監督を喜んで引き受けると宣言した。

「これらの映画が私のフィルモグラフィーに与えた影響は、恥ずかしいほど明白だ。そのことから逃げようとは思わない。私はこのシリーズが大好きだ。この映画を手がけることができるのは、素晴らしい特権だろうね」

ただし、DCコミック原作の「ダークナイト」3部作に独自の解釈を持ち込んだように、クリエイティブ面での自由が与えられることが監督にとって大事であるという。

「自分がクリエイティブ面で完全にコミットしていない状態で、映画を引き受けたくはない。だから脚本家としても、配役についてもすべてがパッケージになっている必要がある。自分があのキャラクターにもたらす全てのものについて、本当の意味で必要とされていなければならない。それがかなわないのであれば、他の監督が作った新作が公開されたとき、観客としてまっさきに列に並ぶまでだ」

ちなみに、2017年の米プレイボーイのインタビューで、ノーラン監督は「007」シリーズのプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリマイケル・G・ウィルソンとは長年にわたり連絡を取りあっていると明かしている。

「007」シリーズといえば、シリーズ通算第25作「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」(キャリー・ジョージ・フクナガ監督)でダニエル・クレイグが第7代ジェームズ・ボンド役を引退。22年の取材で、プロデューサーのブロッコリは「ジェームズ・ボンドをどうするか、まさにいま話し合っているところです」と返答。「脚本はまだありませんし、どのようにアプローチするか決まらない限り、脚本を考えることはできません。なぜなら、この作品はボンドというキャラクターの再開発となるからです」

ノーラン監督といえば、「オッペンハイマー」が公開となったばかりで、米脚本家組合と米俳優組合のストライキの影響もあり、次の作品は未定となっている。

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