母親により35年間部屋に閉じ込められた男が自分自身を発見する旅「悪い子バビー」10月20日公開
2023年7月25日 12:00

第50回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、その強烈で斬新な物語で全世界に衝撃と感動を与えた「BAD BOY BUBBY(原題)」が、「悪い子バビー」の邦題で10月20日公開される。このほど本ビジュアルと特報映像が披露された。
オランダ生まれオーストラリア育ちのロルフ・デ・ヒーア監督が脚本完成までに10年以上の年月を要した本作は、社会と隔絶され続け、地獄のような環境下で生まれ育った主人公バビーが、多くの人々との出会い、そして音楽に導かれて自分自身を発見する旅を描く。
審査員特別賞ほか全3部門を受賞したベネチア映画祭のほか、数々の映画祭で評価され、20カ国以上で配給されたが、日本では「アブノーマル」というタイトルでVHSが発売されていたのみで、このほど待望の劇場初公開となる。予算や技術などすべてにおいて映画制作の“普通”に囚われない本作は、バビーが生まれて初めて触れる世界を観客もそのまま体験できるように、32人の撮影監督が代わる代わる参加し、場面が変わるごとに異質な映像感覚を味わえる。そのほか「バイノーラルサウンド録音」で耳を刺激する音をリアルに再現する。
特報映像では、外気を恐れ、ガスマスクを装着したバビーが登場。外に出るや否や車と衝突しかける危機一髪な場面から、街へ出て聖歌隊や子供と笑顔で触れ合う姿や、ライブハウスでパフォーマンスをする様子も収められており、バビーが様々な人や音楽と出会う旅の道程や、行く先々での出来事に期待が高まる内容となっている。
「ドアの外に出れば、汚染された空気の猛毒で命を落とす。」そんな母親の教えを信じ、35年間、暗く汚い部屋に閉じ込められていたバビー。身の回りのすべてを母親が管理し、ただそれに従うだけの日々を送っていた。ある日、何の前触れもなく”父親”だと名乗る男が帰ってきたことをきっかけにバビーの人生は動き出す。言葉、音楽、暴力、宗教、美味しいピザ……刺激に満ち溢れた外の世界に、純粋無垢なバビーが大暴走!行く先々で出会う誰もが彼の自由で荒々しいスタイルに巻き込まれていく。
10月20日から新宿武蔵野館ほか全国で公開。
(C)1993 [AFFC/Bubby Productions/Fandango]
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