岡田将生、子役からの“ヘン顔要求”にタジタジ、「後で…ここではやらない」
2023年7月8日 14:20
2人は、1日遅れの七夕飾りが施されたステージに浴衣姿で登壇。願い事を聞かれ、岡田は「人間ドックに行ったら、この年で身長が1センチ伸びていた。なので、もう1センチ欲しい」と吐露。清原は「窓際でいい音がする風鈴が欲しい」と現実的な願望を明かした。
何事も1テンポ速い郵便局員・皇一(すめらぎ・はじめ)と、全てにおいてタイミングが1秒遅れる女子大生・長宗我部麗華が、「消えた1日」を双方の視点から描く物語。岡田は、「一くんは口が悪く、思ったことを全部言っちゃうからどうなんだろうと思う人も多いと思うが、人間的には自分を大切にしようという思いが込められたキャラクター。僕はその一番の理解者として、そのままでいいという思いを大切にやっていました」と説明した。
一方の清原は、「おっとりして自分の世界のある子。きっとそれが好きなんだろうなというものがセットや衣装にちりばめられていたので、チャーミングな女の子だと思って演じた」と解説。山下敦弘監督は、「いい意味で対照的な2人。特に清原さんは映画を引っ張ってくれるリーダー的なキャラクターで最後は男前。いいバランスだった」と称えた。
2人の子ども時代を演じた柊木陽太と加藤柚凪が特別ゲストとして登場し、それぞれに花束を贈呈。さらに、手紙を読み上げるサプライズ演出があり、柊木の「岡田さんに質問があります。ヘン顔は得意ですか」と直球の問いかけに、岡田は苦笑い。会場から実践への期待が高まったものの、「後で裏で見せてあげる。だから、ここではやらない」と固辞した。
そして、「僕にとっての思い入れのある作品。素敵な脚本、監督、キャスト、スタッフと出会い、京都の暑い中で撮影し、今日ここに立っていられるのが本当にうれしい。身をゆだねればゆだねるほど、温かいものが返ってくる作品です」と自信の笑顔。清原も、「人それぞれ、ありのままの距離感でいることが幸せで、悩むことがあっても寄り添ってもらえるような映画ができました」と語った。