「007」10作品の4Kレストア版、9月22日から公開 小島秀夫推薦の「女王陛下の007」もラインナップ
2023年7月7日 08:00

4Kレストアを施した「007」の10作品が、9月22日から新宿ピカデリーほか全国順次公開されることが決定した。
半世紀以上に渡り、映画史の頂点に君臨し続ける大人気シリーズ「007」。アクション・エンターテインメント映画の金字塔とも言える存在であり、これまで25作品が発表されている。2023年は、第1作「007 ドクターノオ」日本公開から60周年となるアニバーサリー・イヤー。この記念すべきタイミングで、歴代6人の俳優たちが演じてきたジェームズ・ボンドの魅力を心ゆくまで堪能できる、厳選された作品群の貴重なリバイバル・ロードショーが行われることになった。

第1弾は9月22日より、第2弾は11月17日から、それぞれ5作品を順次ロードショー。上映ラインナップ10作品のタイトルは、順次、公式Twitter(@007_4K_JP)で発表される。なお、上映には4K DCPを使用するが、劇場の上映環境に応じ、2Kで映写される場合がある。

今回の情報解禁に伴い、発表されたタイトルは「女王陛下の007」(シリーズ第6作)。監督はピーター・ハント。二代目ボンドをジョージ・レーゼンビーが演じており、映画史上に残るスキー・アクション、ボンドが愛した女性・トレーシーとのウェディング・シーンなど、シリーズ屈指の名場面が目白押しだ。
宿敵ブロフェルドを追っていたボンドはスイス・アルプスの秘密基地に潜入。そこでボンドは恐るべき計画が進行していることを掴む。それは細菌兵器を使って世界を破滅へと導くスペクターの陰謀だった。ブロフェルドの野望を阻止すべく、ボンドは遂に奇襲作戦を仕掛ける。

なお、ゲームクリエイター・小島秀夫が「女王陛下の007」の推薦コメントを寄せている。詳細は、以下の通り。
僕の中での“ジェームズ・ボンド”役といえば、ショーン・コネリー。リアルタイムの“ボンド”ならロジャー・ムーア。21世紀の“ボンド”であるダニエル・クレイグも好きだ。ただ“ボンド映画”のベスト1を選ぶならジョージ・レーゼンビーの「女王陛下の007」だ。ひとりの女性を真摯に愛した人間“ジェームズ”を描くラブロマンス。アルプスを舞台にした壮大なロケーション、スピード感溢れる滑走アクション、異例の歌詞無しのメインテーマ曲!どれもが高いレベルで結実した傑作!
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