「劇場版 呪術廻戦 0」声優・あらすじ・基本情報まとめ 第2期との関連・重要ポイントも紹介
2023年7月5日 17:00
「劇場版 呪術廻戦 0」が7月5日午後7時から地上波初放送されます。
本記事では、同作の概要・あらすじ、声優キャストを紹介。キャストの主な出演作、公開時のインタビューもまとめました。さらに、翌6日からスタートするテレビアニメ第2期との関連も解説。「劇場版のここに注目すると、第2期がより楽しくなるはず!」というポイントを紹介します。
なお第2期の初回放送日である6日には、「呪術廻戦」シリーズ全体のキャストをまとめた記事も掲載します。ぜひ、そちらもご覧ください。
・あらすじ
・キャスト一覧
・キャストの主な出演作、インタビュー紹介
・第2期との関連 ここに注目すると第2期をより楽しめる
アニメ「呪術廻戦」シリーズは、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載中、シリーズ累計発行部数8000万部(デジタル版含む)を突破している芥見下々氏の漫画が原作。2020年10月~21年3月にテレビアニメ第1期が放送され、7月6日からは第2期が放送開始となる。
「劇場版 呪術廻戦 0」は、「呪術廻戦」の前日譚であり、本編の連載前に短期集中連載していた「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」のアニメ化。本編の主人公・虎杖悠仁の先輩である乙骨憂太と、怨霊と化した乙骨の幼なじみ・祈本里香を中心に、“愛と呪いの物語”がつづられる。
劇中の“百鬼夜行の決行日”である12月24日(21年)に公開され、全世界興行収入265億円を突破。全世界動員累計は2051万人を超え、世界中で大ヒットを記録した。
幼少の頃、幼なじみの祈本里香を交通事故により目の前で失った乙骨憂太。幼い2人は「里香と憂太は大人になったら結婚するの」という約束を交わしていた――。
高校生となった乙骨は、怨霊と化した里香に憑かれ、その呪いに苦しむあまり、自らの死を望んでいたが、最強の呪術師・五条悟に導かれ東京都立呪術高等専門学校(呪術高専)に入学。同級生の禪院真希、狗巻棘、パンダとの出会いによって、里香の呪いを解くことを決意する。
そんななか、かつて一般人を大量虐殺し高専を追放された最悪の呪詛師・夏油傑が現れ、「来たる12月24日、我々は百鬼夜行を行う」と宣言。非術師(呪術師ではない者)を殲滅(せんめつ)し、呪術師だけの楽園を築くため、新宿と京都に千の呪いを放つ。
五条悟(ごじょうさとる/CV:中村悠一)
禪院真希(ぜんいんまき/CV:小松未可子)
狗巻棘(いぬまきとげ/CV:内山昂輝)
パンダ(CV:関智一)
夜蛾正道(やがまさみち/CV:黒田崇矢)
伊地知潔高(いじちきよたか/CV:岩田光央)
新田明(にったあかり/CV:徳井青空)
家入硝子(いえいりしょうこ/CV:遠藤綾)
猪野琢真(いのたくま/CV:林勇)
冥冥(めいめい/CV:三石琴乃)
日下部篤也(くさかべあつや/CV:三木眞一郎)
七海建人(ななみけんと/CV:津田健次郎)
加茂憲紀(かものりとし/CV:日野聡)
西宮桃(にしみやもも/CV:釘宮理恵)
禪院真依(ぜんいんまい/CV:井上麻里奈)
三輪霞(みわかすみ/CV:赤崎千夏 ※崎はたつさきが正式表記)
究極メカ丸(あるてぃめっとめかまる/CV:松岡禎丞)
今作を語るうえで欠かせない4キャラクターのキャストに注目! 主な出演作とあわせて、インタビューやイベントでのコメントもご紹介します。
主人公の乙骨を演じたのは、「新世紀エヴァンゲリオン」碇シンジ、「幽☆遊☆白書」蔵馬、「美少女戦士セーラームーン」天王はるか/セーラーウラヌスなどでおなじみの緒方恵美さん。2022年10月10日にデビュー30周年を迎えた、実力派ベテラン声優です。
乙骨役はオーディションではなくオファーだったそうで、緒方さんは公開時のインタビューで「オファーをいただいた時は、『オーディションではなくていいんですか?』と聞き返してしまって」と明かしていました。ちなみに原作者の芥見さんは、「乙骨憂太に関しては、元々『中性的で、柔らかさ、優しさがあった上で、大きな感情の振れ幅・落差もある』イメージを持っていましたので、緒方恵美さんに演じていただけると決まった時、ピッタリだと思いました」と太鼓判を押しています。
乙骨といえば、映画終盤、夏油と対峙した際に放つ“ある言葉”が注目ポイント。原作漫画の乙骨の名ゼリフのひとつであり、既に映画をご覧になっている方は、そのシーンで緒方さんのお芝居に引き込まれたという方も多いのでは? 公開時のインタビューでは、緒方さんが“ある言葉”とどのように向き合ったかを語ってくださいました。
乙骨に憑く特級過呪怨霊・里香を担当したのは、「鬼滅の刃」甘露寺蜜璃、「PSYCHO-PASS サイコパス」常守朱、「五等分の花嫁」中野一花などで知られる花澤香菜さん。キャスト発表時には「幼少期の里香ちゃんも怨霊の里香ちゃんも担当できるので、収録に向けてさらに憂太君への気持ちを募らせて、しっかりと演じさせていただきます」と意気込んでいた花澤さん。今作は、花澤さんの「里香の幼少期と怨霊の演じ分け」も注目ポイントのひとつです。
21年12月20日、映画の公開直前に行われた「ジャンプフェスタ2022」では、花澤さんが「呪術廻戦」のイベントに初登場。この日に里香の声が初披露され、花澤さんは観客に向けて「『これはご褒美だぞ』と思うくらい素敵なフィルムに仕上がっています」と完成度に自信をのぞかせていました。
「呪術廻戦」シリーズ屈指の人気キャラクターである五条悟を演じるのは中村悠一さん。これまでに「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」ブローノ・ブチャラティ、「僕のヒーローアカデミア」ホークス、「ハイキュー!!」黒尾鉄朗など、数々の人気キャラクターを担当しています。
作中最強の呪術師であり、シリーズのなかでも圧倒的な人気を誇る五条ですが、演じる中村さんにはそういった認識はなく、公開時のインタビューでは「五条のかっこいい部分はわかりません。そういう風に思って演じたことはないんです」と明かしていました。
では、中村さんから見た五条悟とはどんな人なのか? キャストならではの目線で語ってくださいました。
「大前提として作中の設定上、強いということ。あとは、まだテレビシリーズや劇場版では描かれていない部分ですが、少し冷酷というか、ドライな面があります。虎杖や乙骨と相対している時のような優しさはありますが、自分の考えと違うものに対しての寛容さはあまり持ち合わせないのかなとも感じます」
中村さんはインタビューのなかで、映画を通して五条の深い部分に触れ「イメージが変わりましたね」とも明かしていました。そのうえで中村さんが表現した“五条の心情の底”とは? そこを踏まえて映画を見ると、五条悟というキャラクターへの理解がさらに深まるかもしれません。
7月6日からはじまる第2期をより楽しむために注目してほしいのが、「劇場版 呪術廻戦 0」での五条悟と夏油傑の関係性です。
第2期で最初に描かれるのは、「劇場版 呪術廻戦 0」よりも前、 呪術高専時代の五条と夏油を描くエピソード「懐玉・玉折」。後に最強の呪術師と最悪の呪詛師と呼ばれる五条と夏油、道を違えた2人の過去が明かされます。
「劇場版 呪術廻戦 0」では敵対関係にある2人ですが、劇中ではそれだけではないことがうかがえる描写がいくつかあります。象徴的なのが、映画終盤に2人が言葉を交わす場面です。2人の距離感、声のトーン、会話のなかで映し出される回想シーンは要注目。また、この直後に乙骨との会話のなかで五条が口にする言葉も、感慨深いものがあります。
なお公開時の入場特典では、2人の2ショットビジュアルボードが配布されました。
「劇場版 呪術廻戦 0」は、「呪術廻戦」本編をより楽しむためのピースがたくさん詰まった重要作品! 基本情報、注目ポイントをしっかりおさえて、明日からの第2期にも備えてください。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。