【「VIPO Film Lab」座談会】「PLAN 75」プロデューサーらが国際共同製作について語る
2023年6月28日 20:00

「VIPO Film Lab」国際プロデューサーコース(全10回)の参加者募集がスタート。その説明会と卒業生を招いての座談会が6月27日に開催され、「PLAN 75」の水野詠子プロデューサー、「逃げきれた夢」の鈴木徳至プロデューサーが登壇。本コースについて、さらにそれぞれの作品の企画実現の経緯などについて語り、元東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏がモデレーターを務めた。
本コースは、特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO)が、映画の国際共同製作を推進し、国際的な感覚や知識を持ち広く世界で活躍する若手プロデューサーを育成することを目的として、2021年から実施しているもの。世界の映画祭や映画マーケット、セールスエージェントや企画マーケットの役割、実際の企画マーケット担当者による実践的なレクチャーや脚本ディベロップメントなど、映画の国際共同製作・海外展開を目指していく上で必要となる知識を包括的に学ぶことが可能。国内外の経験豊富な業界エキスパートや現役で活躍するプレイヤーを講師陣に迎え、即実践で活用できる基本的な知識やテクニックを身に付けることを目指している。

講義は8月から12月にかけて実施。講師には日本から、長谷川敏行氏(SKIPシティ国際Dシネマ映画祭プログラミング・ディレクター)、高松美由紀氏(フリーストーンプロダクションズ代表)、福間美由紀氏(分福プロデューサー)、海外から、カンヌ国際映画祭批評家週間のグランプリ受賞作品のプロデューサー、セールスエージェントらが名を連ね、水野プロデューサーも「PLAN 75」をケーススタディに第2回講義で話をする。

水野プロデューサーは座談会で、本コースに参加した動機、そこで得た知識や人脈をいかに活用して、「PLAN 75」が国際共同製作で実現したか、国際的な成功に結び付いたのかその経緯などについて話した。鈴木プロデューサーは「英語が得意ではなくても参加し、一歩踏み出すこと」の大切さや、今年のカンヌ国際映画祭ACID部門で「逃げきれた夢」が上映されるに至った理由などについて語り、本コース参加を検討しているプロデューサーらは熱心に耳を傾けていた。
応募締切は7月17日。参加資格や注意事項など詳細は公式サイト(https://filmlab.vipo.or.jp/)を参照。
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