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世界の興行収入、2023第1四半期に27%増の急回復

2023年6月26日 15:00

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「アバター2」や「逆転のトライアングル」が健闘
「アバター2」や「逆転のトライアングル」が健闘
(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

スペイン・バルセロナで開催された展示会「CineEurope」の会期中に発表された国際映画館連合(UNIC)の新しいレポートによると、2023年の第1四半期に世界の興行収入は、前年同期比で27%急増したという。米バラエティが報じた。

興収が最も伸びたのは、ヨーロッパ、中東、アフリカ(EMEA)で前年同期比32%増を記録。若い年齢層が着実に映画館に戻ってきていること、2021年からヨーロッパでは、プレミアムラージフォーマットの人気の高まっており、チケットの平均価格が4%上昇したことが要因のようだ。

作品では、ジェームズ・キャメロン監督の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」がEMEA地域で約8億ドルの興行収入を上げ、同地域で歴代最高額を達成。2022年のカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いたスウェーデン映画「逆転のトライアングル」(リューベン・オストルンド監督)は40の国際市場で公開され、興収2500万ドルを超えた。

39の地域で4万3000のスクリーンをカバーするUNICは、23年にかけて世界興収は23%成長をすると予測している。新作の公開本数はコロナ禍前の水準に近づきつつあるが、UNICは、映画館は依然として「多様な映画をよりコンスタントに流す」必要があるとし、喫緊の課題として「運営コストの増加」と「ストリーマーとの競争」を挙げている。

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