「ザ・フラッシュ」アンディ・ムスキエティ監督、米ワーナーとファーストルック契約
2023年6月21日 18:00
バットマンを主人公にしたDCコミックス原作の新作映画「ザ・ブレイブ・アンド・ザ・ボールド(原題)」の監督に起用されて注目を集めるアンディ・ムスキエティ監督が、米ワーナー・ブラザース・ピクチャーズならびに米ワーナー・ブラザース・テレビジョングループ/Maxとファーストルック契約を結んだことが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。
ムスキエティ監督は、実姉でプロデューサーのバーバラとともに姉弟の製作会社ダブル・ドリームの旗の下、2017年のホラー映画「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」と続編「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」(19)を大ヒットに導いたのに続き、傘下DCフィルムズ手がけるDC映画最新作「ザ・フラッシュ」でメガホンをとるなど、ワーナーとのクリエイティブ・パートナーシップを順調に築き上げてきた。
3年間の大型契約締結に際して、ワーナー・ブラザース・モーションピクチャーズ・グループ(映画部門)のマイケル・デ・ルカ&パメラ・アブディ共同CEOと、ワーナー・ブラザース・テレビジョン・グループ(テレビ部門)のチャニング・ダンジーCEO兼会長は声明を発表。
「類まれな才能と熱意あふれる2人との関係を、今回の契約により一層強固なものにすることが出来たのは喜ばしい限りです。他に類をみないスキルとビジョンを兼ね備えたアンディと、鋭い直感と先見の明を持つバーバラは、映画製作における夢のコンビと言えるでしょう」とデ・ルカ氏が述べる一方で、ダンジー氏は「IT」シリーズのスピンオフとして現在制作準備中の新テレビシリーズ「Welcome to Derry(原題)」に触れ、「独自のビジョンを持つアンディとバーバラが放つ『IT』ユニバースの新たなるチャプターで、世界中のファンを震え上がらせるのが待ちきれません」と語った。
アンディ&バーバラ・ムスキエティ姉弟も、「歩きはじめる前から映画を見、子ども時代の大半をドライブイン・シアターで過ごした私たちは、ワーナー映画とともに人生を歩んできたと言っても過言ではありません。ワーナー・ファミリーの一員になるのは、まるで故郷に帰ってきたような気分です」と感慨深げに語っている。
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トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。
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