「セックス・アンド・ザ・シティ」放送開始25周年!ニューヨーク開催の展覧会に潜入取材
2023年6月17日 09:00

米ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の放送開始25周年と、続編「AND JUST LIKE THAT…セックス・アンド・ザ・シティ新章」シーズン2の配信を記念した展覧会「SEX AND THE CITY Immersive Fan Experience」が、ニューヨークで開催。現地で「SATC」の世界を体感した筆者が、その様子をレポートしよう(取材・文/細木信宏 Nobuhiro Hosoki)。
「セックス・アンド・ザ・シティ」は、ニューヨークの生活を満喫する30代独身女性4人の生活を、時にドラマティックに、時にコミカルに、そして知的なユーモアを交えながら描いたHBOの人気TVシリーズ。放送開始直後から全米で爆発的ヒットとなり、世界中で高く評価され、HBOというケーブルチャンネルを世界的に知らしめることになった。
同番組の放送から今年で25周年。さらに6月22日には「AND JUST LIKE THAT…セックス・アンド・ザ・シティ新章」シーズン2の配信が控えている(日本では、米国同時の6月22日よりU-NEXTで独占配信予定)。

ニューヨーク・ソーホーで開催された「SEX AND THE CITY Immersive Fan Experience」では、キャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー)のアパート(ベッドルーム、原稿の執筆部屋)を再現し、着用したドレスやバッグなどを展示。ブラッドショーが愛したカクテル“コスモポリタン”などがサービスされるという没入型のイベントとなった。


会場に入ると、すぐに「セックス・アンド・ザ・シティ」の華やかで個性的なキャラクター、キャリー、ミランダ(シンシア・ニクソン)、シャーロット(クリスティン・デイビス)、サマンサ(キム・キャトラル)のパネルがファンを出迎えてくれる。
ドラマではキャリーと恋人との愛憎劇が繰り広げられたブラウンストーンの階段やアパートも再現。そこでは、ファンたちが友人や家族とともに写真を撮ることもできるようになっていた。

さらに先に進むと、キャリーが原稿を執筆している部屋が登場。机の上にはラップトップが置かれ、文字を打ち込むことができるだけでなく、その姿を写真に収めてくれるというサービスもあった。

奥に進むと、そこにはキャリーのベッドルーム。ここでもベッドに座りながら写真を撮ることができるようだ。

レースの付いたカーテンを抜けると「キャリーのクローゼット」に足を踏み入れる。「セックス・アンド・ザ・シティ」のフランチャイズの歴史から、最高のファッションをハイライトする映像が展開されていた。
「キャリーのクローゼット」を抜けると、コスチュームデザイナーのモリー・ロジャースとダニー・サンティアゴが監修したクラシッ クな衣装、バッグ、ヒールなどが豪華に展示されている。「セックス・アンド・ザ・シティ」の衣装担当パトリシア・フィールドのブティックで働いていたモリー・ロジャースが、元同僚のダニー・サンティアゴと組み、フィールドの特色を踏襲している点も魅力だ。



キャリーが着ているピンクのチュチュの横には、かつての恋人・バーガーが別れを告げた“ポストイット”が額縁に貼られていた。その横には自身の考えや想い、さらに思い出を記したポストイットを、ニューヨークのエンパイア・ステートビルなどが描かれたボードに貼り付けることができるようになっていた。

また、キャリーがこよなく愛したコスモポリタン(カクテル)がサーバーによって振る舞われていた。「セックス・アンド・ザ・シティ」のグッズショップには、Tシャツやマグカップなども販売。会場を出る際は、お土産としてマグノリアベーカリーのカップケーキまで用意されているという凝った演出も! 「セックス・アンド・ザ・シティ」の世界観にどっぷり浸れる空間が作られていた。
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