ベネディクト・カンバーバッチ、妻を亡くした父親役で主演
2023年5月29日 17:00
作家マックス・ポーターのベストセラーデビュー小説「Grief is the Thing with Feathers(原題)」を映画化する新作に、ベネディクト・カンバーバッチが主演することが決定した。米Deadlineによれば、ブラーの音楽ドキュメンタリー「ノー・ディスタンス・レフト・トゥ・ラン」で知られるディラン・サザーンが監督、脚本を務める。
2016年に出版された原作は、父と幼い息子2人が突然亡くなった妻・母の死と向き合う物語。19年にキリアン・マーフィ主演で舞台化されている。カンバーバッチ主演の新作「The Thing with Feathers(原題)」は、イラストレーターの主人公(カンバーバッチ)が妻の死後、息子たちと暮らすアパートの隅に不思議な存在を意識しはじめる。それは自分が描いた「カラス」に命が宿ったような生きもので、彼らの生活に変化を与えていく、というストーリーのようだ。
「カラス」のキャラクター造形は英彫刻家のニコラ・ヒックスが製作協力するとのこと。英フィルム4とカンバーバッチの製作会社サニーマーチがプロデュースする。