バイデン大統領、ストライキ中の脚本家を支持
2023年5月11日 11:00
ハリウッドにおいて米脚本家組合(WGA)が賃金水準の引き上げなどを求めてストライキを実施しているなかで、ジョー・バイデン大統領が脚本家支持の姿勢を明らかにした。
5月8日(現地時間)、バイデン大統領はディズニープラスの新ドラマ「American Born Chinese」のホワイトハウス上映会で会見を実施。WGAのストについて聞かれると、「 ストライキが解決し、作家たちが一刻も早く公正な条件を提示されることを心から願っている」と発言。「これ(映画界)は象徴的で意義のあるアメリカの産業であり、私たちの国の物語、そして私たち全員の物語を伝えるためには、作家とすべての労働者を必要としています」
この発言は、バイデン大統領が巨大メディア企業ではなく、労働者の権益を守る姿勢を示していると受け取られるだろう。
WGAは映画会社、テレビ局、配信プラットフォームなど350社が所属する業界団体Alliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)との契約更改がまとまらず、ストライキに突入。現在、ハリウッドでは様々な作品の制作がストライキの影響でストップしており、その影響は映画やテレビ番組のスケジュールにも及んでいる。