高橋一生、露伴の青年期を演じた長尾謙杜に気づかず「周りがまったく見えていない中年でした」
2023年4月25日 20:11

荒木飛呂彦の大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作品で、テレビドラマ化された「岸辺露伴は動かない」の劇場版「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の完成報告会見が4月25日、東京・六本木の国立新美術館で行われ、主人公・岸辺露伴を演じる高橋一生、共演する飯豊まりえ、長尾謙杜(「なにわ男子」)、安藤政信、渡辺一貴監督が出席した。

相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家・岸辺露伴が、奇怪な事件に立ち向かう。映画版の原作は、2009年に荒木氏が日本人漫画家として初めて、ルーヴル美術館共同企画作品として描き下ろした初のフルカラー読切作品。ルーヴル美術館所蔵とされる「この世で最も黒く、邪悪な絵」をめぐる“岸辺露伴最大の事件”を描き、実際にルーヴル美術館での撮影も敢行したことから、現在、企画展「ルーヴル美術館展 愛を描く」が開催中の国立新美術館が、完成報告の場に選ばれた。


映画は昨日完成したばかりだといい、高橋は「起承転結がある物語というよりは、オムニバスのようでいて、すべてがつながっていて……。奇妙であり新しいかもしれないですし、古き良き日本的なものも感じる映画」と作品が放つ不思議な魅力に言及。「カテゴライズできず、サスペンス、ホラー、ヒューマンとさまざまな要素が含まれている」と話していた。
ドラマ版から露伴の担当編集者・泉京香役を続投する飯豊は、「泉くんはパリに行けるのか。お留守番かなと思っていた」と明かし、仏・パリでの撮影については「誰もいないルーヴルでお芝居したり、まるで夢のよう。凱旋門をバスの中から見るシーンでは、奇跡的な瞬間を狙っていたので、凱旋門を50周くらいして(笑)。貴重な体験をさせていただいた」と舞台裏を振り返った。

劇場版からの参加で、青年期の露伴役を務めた長尾は、「ジョジョの奇妙な冒険」の愛読者だといい、「オファーをいただき、驚きが大きかった」と回想。「一生さんが完ぺきな岸辺露伴を演じていらっしゃるので、怖さもあった」とプレッシャーを明かした。また、自身の撮休日には、高橋の現場を見学したといい「私服だったので、一生さんは気づいてくれなくて(笑)。3回くらい挨拶して、『長尾さんですか?』って」。当の高橋は、当日特殊な撮影に臨んでおり、「周りがまったく見えていない中年でした(笑)。まさか、見学してくださるとは」と申し訳なさそうな表情だった。

安藤はルーヴルの調査員で、東洋美術の専門家・辰巳隆之介を演じ、「とっつきづらい自分を(笑)、温かく受け入れてくれる雰囲気がうれしかった」と安どの表情。渡辺監督は、「(映画化の)妄想をしていた(高橋と飯豊を含めた)3人が、実際にルーヴルの『モナリザ』の前で話をすることになって、感慨深かった」としみじみ語っていた。
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は、5月26日に全国公開。
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