「夢見るペトロ」の田中さくら監督最新作「いつもうしろに」製作応援スタート
2023年4月11日 15:00

昨年11月に開催された第16回田辺・弁慶映画祭で、「夢見るペトロ」が審査員特別賞と俳優賞(前田紗葉)の2冠を獲得した田中さくら監督。最新作となる「いつもうしろに」の製作応援プロジェクトのクラウドファンディングがMotion Galleryでスタートした。
「いつもうしろに」は田中監督が脚本・編集も担当する短編映画。実家を離れ、就職することが決まったショウタが淡々と思い出を断捨離し、引越し先でなにやら怪しげな着ぐるみに出会うが、着ぐるみの中にいたのは、別れた彼女と同じ顔をした女性だった、というファンタジー映画だ。4月下旬に撮影、7月上旬の完成を目指している。
田辺・弁慶映画祭はこれまで多くの若手監督を輩出し、“インディーズの登竜門”と高い評価を得ている。第16回のコンペティション部門受賞作品や受賞監督の過去作、新作などを特集上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2023」が8月4日から24日までテアトル新宿、9月1日から7日までシネ・リーブル梅田で開催されるが、その中の「田中さくら監督特集」で「夢見るペトロ」とあわせて「いつもうしろに」は劇場公開される予定。
田中監督は「日々の暮らしはそつなくこなせても、ふとしたとき、忘れていたちいさな孤独や寂しさに飲み込まれてしまうことがあります。傷というのには浅すぎる、打ち明けるほどの寂しさではないと、今の自分も、そして昔の自分までも圧縮して、苦しい思いをしている人がいるのを知っています。そんな人の心に寄り添う、ホットミルクのような映画にしたい」と語っている。
企画趣旨やリターンなどの詳細は、プロジェクトページ(https://motion-gallery.net/projects/itsumo_ushiro)に掲載されている。クラウドファンディングは5月31日まで実施中。
なお、第17回田辺・弁慶映画祭は11月10日から12日までの3日間、和歌山県田辺市の紀南文化会館で開催予定。コンペ部門の作品募集が4月14日からスタート(7月14日まで)する。
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