ブレンダン・フレイザー、オスカー効果で「ハムナプトラ4」期待!?「オファーが来るよう祈っていて」
2023年4月7日 21:30
第95回アカデミー賞主演男優賞に輝いた「ザ・ホエール」のプロモーションで15年ぶりに来日中の米俳優ブレンダン・フレイザーが4月7日、初日舞台挨拶を東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行った。
約500人の観客と、フレイザーが演じたチャーリーがオンライン講座で生計を立てていることから49人のファンがZOOMで参加。「こんばんは、東京」と日本語で第一声を放ち、「チャンスを頂けているのはファンの皆さんのおかげ。僕も心から愛している」と感謝をささげた。
肥満症で死期を悟ったチャーリーが、家族との絆を取り戻そうとする5日間の物語。272キロの男を演じるにあたり、45キロのファットスーツを着込み連日4時間の特殊メイクで撮影に臨んだ。アカデミー賞ではメイクアップ&ヘアスタイリング賞も受賞し、「キャラクターを作り上げるための特別な過程に興味があった。デジタルではなく肉体的な表現が必要だった。重力の法則にのっとって演じたから、チャーリーに出会ってすぐ好きになると思うよ」と自信のほどをうかがわせた。
全編が1シチュエーションによる密室劇。娘役のセイディー・シンクら共演者を称えつつ、「撮影前に3週間、リハーサルができたことで互いを知ってクランクインの時にはそれぞれが何をすべきかはっきり見えていた」と強調。その上で「努力をして手に入れる希望、贖罪(しょくざい)の物語。愛に対して決してあきらめないことを描いている」と力強く語った。
オスカーを獲得した効果を聞かれると、「『ハムナプトラ』がまた1本作れるかな」と、自身の代表作シリーズのパート4を期待しいたずらっぽい笑み。「(製作の)ユニバーサルからオファーが来るよう、皆も一緒に祈っていて」と呼びかけた。