「ジョン・ウィック」シリーズ継続にスタジオが意欲 鍵になるのは日本でのプレスツアー
2023年4月5日 14:00
キアヌ・リーブス主演の人気シリーズ最新作「ジョン・ウィック コンセクエンス」が北米興収7350万ドルというオープニング記録を樹立したことを受け、同作を手がけるライオンズゲートが早くも続編製作を望んでいると、米ハリウッド・レポーターが報じている。
チャド・スタエルスキ監督は、もともとシリーズ第4弾と第5弾の2部作として製作する構想を持っていたが、紆余曲折を経て第4弾となる「ジョン・ウィック コンセクエンス」でシリーズを完結させることになった経緯がある。そのエンディングを見たスタジオの重役は、「なにを考えているんだ!」とコメントをしたと、スタエルスキ監督は証言している。
だが、同作の大ヒットを受けて、ライオンズゲートは継続に並々ならぬ意欲を示しているという。映画部門のトップを務めるジョー・ドレイクは、「少しだけ休憩をして、それから第5弾を作るための方法はないか考える」と話している。
スタエルスキ監督は、リーブスとの日本でのプレスツアーが継続の鍵になると語っている。「『ジョン・ウィック』シリーズはいつも奇妙な理由から、日本で最後に公開されることになる。(他国より)3カ月くらいあとにね。キアヌと私は東京への長いフライトに乗って、帝国ホテルのオールドインペリアルバーで『どう思う?』と話し合うことになるだろう。20数年もののウイスキーを飲みながら、ナプキンにアイデアを書きつける。そのなかでいいアイデアがあれば、映画を作ることになるだろうね」
ちなみにリーブスをはじめ、イアン・マクシェーン、アンジェリカ・ヒューストン、故ランス・レディックら「ジョン・ウィック」シリーズのレギュラー陣は、アナ・デ・アルマス主演のスピンオフ映画「バレリーナ」(レン・ワイズマン監督)に登場することになっている。
「ジョン・ウィック コンセクエンス」は9月に公開。