マーベル・スタジオの重役、突然解雇
2023年3月27日 19:00

マーベル・スタジオを初期から支え、数多くの作品で製作総指揮を務めてきたビクトリア・アロンソ氏が、親会社のウォルト・ディズニーから突然解雇され、物議を醸している。
2006年にマーベル・スタジオに参加したアロンソ氏は、「アイアンマン」から最新作「アントマン&ワスプ クアントマニア」まで、ポストプロダクションを担当。企画から製作全体を統括するケビン・ファイギ、製作現場を担当するルイス・デスポジートとともにマーベルの黄金時代を築いてきた。なお、解雇される前の肩書きは、物理製作・ポストプロダクション・VFX・アニメーションの社長だった。
さらに、非白人でLGBTQであることから、多様性と包括性を象徴するリーダーとしてみられており、最近では「アルゼンチン1985」のプロデューサーも務めていた。
解雇の理由は明らかにされていないが、ディズニーの法務部門やマーベル・スタジオを統括するディズニー・エンタテインメントのアラン・バーグマン共同会長らが決定に関与したとされる。アロンソの盟友であるファイギは、この決定に介入しなかったという。
マーベルは、2021年から22年までのあいだに17作品(映画7本、ストリーミングシリーズ8本、テレビスペシャル2本)をリリースし、その多くはディズニープラスの新作コンテンツとして配信されている。この驚異的なスケジュールにより、ポストプロダクションを行う下請け企業には厳しいスケジュールが課せられていた。
VFX業界で、マーベルは一番のお得意様であるものの、VFXのアーティストたちはRedditなどのSNSを通じて、スケジュールの厳しさや下請けに対するアロンソ氏の高圧的な態度を批判していた。

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