「ミステリと言う勿れ」“広島編”に柴咲コウ、松下洸平、町田啓太ら 9月15日公開決定&最新ポスター披露
2023年3月24日 05:00
柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久が、菅田将暉主演で人気連続ドラマを映画化する「ミステリと言う勿れ」に出演することがわかった。あわせて公開日が9月15日に決定し、最新ポスタービジュアルが披露された。
田村由美氏の同名漫画が原作で、昨年1月期のフジテレビ月9枠で連続ドラマ化された「ミステリと言う勿れ」。天然パーマがトレードマークの主人公・久能整による、「僕は常々思うんですが……」という言葉から始まる膨大な知識と、独自の価値観による持論を淡々と述べるだけで事件の謎が解けていく新感覚ミステリーが大きな話題を呼んだ。
映画で描かれるのは、原作コミックス2~4巻で展開される通称“広島編”。原作ファンの間でも人気の高いエピソードで、SNSでは本作に登場する個性豊かなキャラクターの配役予想合戦が繰り広げられていた。
“広島編”は、広島に訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家(かりあつまりけ)の遺産相続問題に巻き込まれる物語。柴咲、松下、町田、原、萩原は、狩集家の渦中の人物となる5名のキャラクターを演じる。
“広島編”のヒロインともいえるキャラクターで、整を巻き込んでいく狩集汐路(かりあつまり・しおじ)役を担うのは、「すずめの戸締まり」で注目を集めた原。今作でもオーディションで役を勝ち取り、ロングヘアを30センチカットしてショートカット姿で活発な汐路を熱演する。
柴咲は、汐路のいとこで、相続人の一人の赤峰ゆら役で出演。勝気な女性でありながら、一人娘を守ろうとする母親の姿を強く優しく演じる。松下は狩集家お付きの弁護士の孫で、汐路の初恋相手でもある車坂朝晴(くるまざか・あさはる)役で登場。兄のように汐路を気遣い、サポートする好青年を爽やかに演じる。
町田は、汐路とゆらのいとこで、狩集家の遺産相続候補者の1人、狩集理紀之助(かりあつまり・りきのすけ)役。メガネをかけたインテリの臨床検査技師役を担う。萩原は、汐路、ゆら、理紀之助のいとこで、ヤンチャな性格だが根は真面目な波々壁新音(ははかべ・ねお)役で出演する。
ポスタービジュアルには、おなじみの天然パーマとマフラーで覆われた整の顔がアップで配置され、本作のキーワードとなる「鬼」「蔵」「遺産」の文字と、広島の観光名所・宮島の厳島神社を想起させる大鳥居が天然パーマに絡まっている。ポスタービジュアルは、4月中下旬より一部を除く全国の映画館にて順次掲出予定。
柴咲、松下、町田、原、萩原、松山博昭監督のコメント全文は以下の通り。
以前から原作を読み楽しませていただいていたので、今回その物語の中に入り込めるのだということにとてもワクワクしました。原作ではクールな印象のゆらさんでしたが、今回の撮影では感情の起伏多めで演出していただきました。原作の雰囲気は守りつつ映画ならではの楽しみ方ができるのではないかと思います。
クランクインが狩集家遺言状申し伝えのシーンで、ロケ場所の雰囲気とも相まってとても厳粛な空気が漂っていましたが、その後の撮影ではそれぞれの役者さんがとてもフレンドリーでとても安心できました。特に、待ち時間の共演者の方々との深夜のゲームが忘れられません。
一人一人の役者さんが丁寧に、それぞれの役を見つめ構築していったことにより、物語の緻密さを欠くことなく最後まで1カットずつシーンを重ねられたように思います。
演じるのが楽しみな役を頂き、監督や共演者の皆さんとのやり取りの中で、新しい朝晴の感情を引き出して頂きました。
ミステリの撮影がある日は、ちょっとワクワクしていた自分がいます。
初めましての方ばかりでしたが、芝居のことや他愛のない話をたくさんしました。
数週間の撮影でしたが、とても濃い時間を過ごさせていただきました。
原作を読まれた方もそうでない方も楽しんで頂けると思いますので、是非劇場でお会いしましょう!
もともと原作が好きでしたので、オファーを頂き光栄でした。理紀之助は広島を舞台にした今回のストーリーの中でもとても魅力的に感じる登場人物のひとりで、実際に演じれば演じるほどより好きになりました。
今回の共演者の皆さんとは殆ど初めての共演で、クランクインしたときはとても厳かな雰囲気でこれが『ミステリ』なのかと背筋が伸びながら現場にいたのですが、菅田くんを中心にお芝居の話や何気ない話がどんどんと止まらなくなり、今思い返すと笑っていた記憶ばかりです。整くんのように菅田くんが僕たちの心を解してくれたのだと思いますし、なんだか温かい気持ちで過ごさせてもらえた期間でした。
雪に埋もれていた時が少し動き出すような物語になっていると思います。
人と対話することは自分自身の心に気付くことにも繋がるんだなと、僕はこの映画に参加させて頂いて改めて感じました。みなさんにはこの映画「ミステリと言う勿れ」をご覧になったとき、どんな心持ちになってもらえるのか、楽しみでなりません。
前作のドラマを一ファンとして毎週とても楽しみにしていましたので、どうしても受かりたい!という強い思いでオーディションに参加しました。
そして、狩集汐路として参加する事ができて、夢が叶い本当に嬉しかったです。
物心ついた時からずっと長かった髪の毛を30cm程切り撮影に臨みました。
憧れの作品だったので自分でいいのかという不安はとてつもなかったのですが、菅田さんはじめキャストの皆さん、監督、スタッフの皆さんがとても優しく温かく、極寒の撮影でしたが無事に終えることができました。
そして今は、早く映画館で整くんに会いたい!沢山の方に観て頂きたい!一視聴者として語り合いたい!という気持ちでいっぱいです。どうぞ楽しみにしていて下さい!
新音という役を演じるうえで方言があることを聞いたので、一筋縄じゃいかないなと思いました。
感情の1つを表現するのにもいつも以上に言葉に気をつけながらやっていたので難しかったですが沢山学ぶことができ、狩集家のみなさんとは撮影が進んでいくにつれダチョウの話をしたり、段々と本当の従兄弟のようなコミュニケーションが取れていたんじゃないかと思います。
ぜひ劇場で観てもらいたいですし、世界観を楽しんでもらいたいです。
ミステリと言う勿れ 広島編を具現化するため、超強力なメンバーが集結してくださいました。現場は毎日戦いでした。その日撮影するシーンについて、菅田さんを含めたこのメンバー全員で数時間話し合うこともざらな現場でした。しかし、それは全員、自分の役のためではなくシーン全体、そして物語をよりよくしようとするためのディスカッションでした。
そして編集する日々の中、撮影した素材を見ながら、あの戦いは間違っていなかったことを実感しています。
田村先生の描いた世界を生身の人間が演じる意味。それを感じさせてくれるこの豪華キャストのお芝居にご期待ください。
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