鳥山明「SAND LAND」映画化決定! キャラクタービジュアル3種も初公開
2023年3月22日 05:00
「SAND LAND」は、「ドラゴンボール」連載終了後の2000年、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)23号から36・37合併号まで短期集中連載された作品。魔物と人間が共存する、水を失った摩訶不思議な砂漠の世界を舞台に、悪魔の王子・ベルゼブブが魔物のシーフ、人間の保安官・ラオと奇妙なトリオを組み、砂漠のどこかにあるという「幻の泉」を探す危険な旅に出るさまを描いた。
昨年12月に開催された「ジャンプフェスト2022」で映像化プロジェクトが発表され、あわせて航海された55秒の映像が「原作をそのまま動かしているような再現度」と評判を呼んだ。アニメーション制作を手掛けるのは、「機動戦士ガンダム」「ラブライブ!」シリーズなどで知られるサンライズ。さらに、3DCGを独自の技術で2Dセル画のように仕上げる作風を生み出したアニメーションスタジオ・神風動画、ハイクオリティな3DCGアニメーションを得意とするANIMAが加わるという、実力派制作チームで臨んでいる。
1978年に漫画家デビュー以降、多くの歴史的作品を生み出してきた鳥山氏が、週刊連載にもかかわらず冒頭から結末までアシスタントなしで、ひとりで描き上げた唯一の作品。それだけに、「読者のことももっと考えなきゃいけないのに、好みを優先してしまった気がします。プロ失格かもしれません。これを楽しいって言ってくれる人って、まさに僕にとっては、わかってる神ファン!って感じじゃないでしょうか。まさか映像化されるなんて思ってもみなかった上に、このクオリティですから、この時点で夢のようです」とコメントを寄せている。
また、お披露目されたキャラクタービジュアルは、主人公である全身ピンクの悪魔の王子・ベルゼブブ、凛々しい目で旅の行く末を見つめるラオ、コミカルな表情が愛らしいシーフの3種。“鳥山タッチ”で描かれたビジュアルからは、本編の完成度に期待を抱かせるものとなっている。
なお、鳥山氏のコメント全文は、以下の通り。
今思っても、コミックス1巻分限定とはいえ、週刊連載だったのにアシスタント無しで、すべて一人だけでよく描いたな。って自分で驚きます。
じつはこれでも、軽いって部分を抑え、頑張って真面目なストーリーにしたつもりなんですよ。
理屈からいえば、自分の最新作のマンガが一番好きなはずです。
しかし今から思えば、少なくても画力と気力はこの「SAND LAND」を描いたあたりはスゴかったなって感じがします。
たぶんほとんど寝てなかったんじゃないかな…。
全話描き終えた後、デビュー前から使っていた愛用の木製ペン軸を失くしてしまいました。
ナイフやサンドペーパーであれこれ削ったり、使っているうちにすり減ったりして長い時間をかけて手に馴染んだペン軸でした。
新しいペン軸を買って、あれこれ削ってみたものの、どうもしっくりきません。
以降、マンガをほとんど描かない言い訳にしています(笑)
まさか映像化されるなんて思ってもみなかった上に、このクオリティですから、この時点で夢のようです。
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