「キングダム 運命の炎」に杏が参戦、闇商人・紫夏に “泣ける”エピソード満載の予告公開
2023年3月16日 05:00
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人気漫画を映画化した大ヒットシリーズの第3弾「キングダム 運命の炎」に、杏が出演することが発表された。吉沢亮が扮するえい政の過去と深く関わりを持つ闇商人・紫夏(しか)役を演じる。また併せて、原作屈指の熱く“泣ける”エピソードが盛り込まれた予告映像(https://youtu.be/0dgHVsf1Lzk)も公開された。
原作は、紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・えい政を壮大なスケールで描く漫画「キングダム」。2006年より週刊ヤングジャンプで連載を開始し、既刊66巻の累計発行部数は9200万部(22年12月時点)を記録している。19年に山崎賢人と吉沢亮らの共演で、同作を映画化した「キングダム」が公開。さらに22年には続編「キングダム2 遥かなる大地へ」が公開された。どちらも公開年の興行収入で、実写邦画作品1位となり、シリーズ累計興収は100億円を突破。第2作はアジア最大級の映画祭である第27回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門に選出され、国内外で注目を集めた。
第3作「キングダム 運命の炎」では、北方で大きな力を誇る隣国・趙が秦に突如攻め入り、侵略を迎え撃つべく信と王騎(大沢たかお)が初めて同じ戦場に立つ「馬陽の戦い」、えい政の知られざる過去が登場する「紫夏編」が繰り広げられる。過去作と同様に、原氏が脚本に参加し、「なぜ中華統一に挑むのか」というテーマを描く。
杏が演じる紫夏は孤児だった幼い頃に行商人に拾われ、現在では闇商人の女頭目として腕を発揮する。国全体で秦国への大きな恨みを抱く趙国で、すべての人間から憎悪と暴力を受け続けていたえい政を唯一助けようとする正義感と母性にあふれた美しき女性だ。未来の王となるえい政を、趙国から秦国へと脱出させる危険なミッションを請け負う。
馬術や剣・矢を用いた戦闘シーンも披露するなど、難しい役どころを演じた杏は、「産後初めて映画館に観に行った映画がキングダムパート1でした。数年ぶりの映画館で高揚しながら観たキングダムは、大好きな漫画の世界がまさにそのまま目の前に写しだされた、迫力あるものでした。もし続編があるなら出れたらなあ、なんて思っていたら、まさか紫夏という役をいただけるとは思いませんでした」と喜びを語っており、「紫夏は過去、えい政の人生に大きな影響を与えた重要な存在です。このエピソードが映像化されるというのは原作ファンとしてもとても嬉しいです」とコメントを寄せる。
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えい政役の吉沢は共演時のインタビューで、「ビジュアルはもちろん、お芝居もすごく上品で、闇商人という設定ではありますが、紫夏の持つ美しさや正義感が感じられてとても素敵だなと思いました」と絶賛のコメント。
佐藤信介監督は撮影を振り返り、「誠実に、非常にしなやかな柔軟さを持って、この紫夏という女性を演じられました。一つ一つのカットを、丁寧に、さまざまな挙動を確認しながら。そうして映し出されたのは、大胆な振る舞いで人を引っ張る闇商人の強さと、包み込む母のような温かさでした」と語り、松橋真三プロデューサーは、杏の起用にあたって「紫夏は『キングダム』の魂の根幹であり、その存在感だけで、正しく誠実である人柄が出てこなければなりません。そして、深く広い母としての愛を持っている人でなければならず、我々は迷いなく杏さんにオファーさせていただきました」と熱い思いを述べた。
予告映像は、絶大な人気を誇る大将軍・王騎の「全軍前進」から、兵たちの鬨(とき)で戦いがスタート。信が強く憧れを抱く大将軍・王騎と初めて共に戦場へ立つこととなる趙国との戦を描く「馬陽の戦い」。そして、憎しみしかなかったえい政の世界に光を与えた感涙のエピソード「紫夏編」。前作でも活躍したキャラクターたちの様子と原作屈指の熱いエピソードが盛り込まれている。緊迫した表情の中、「俺たちが失敗したら、全員死ぬ」と、前作では初陣だった信の逞しくなった姿も垣間見え、信たちに懸けられた使命に期待がかかる。7月28日公開。
■杏
産後初めて映画館に観に行った映画がキングダムパート1でした。
数年ぶりの映画館で高揚しながら観たキングダムは、大好きな漫画の世界がまさにそのまま目の前に写しだされた、迫力あるものでした。
もし続編があるなら出れたらなあ、なんて思っていたら、まさか紫夏という役をいただけるとは思いませんでした。
紫夏は過去、えい政の人生に大きな影響を与えた重要な存在です。
このエピソードが映像化されるというのは原作ファンとしてもとても嬉しいです。
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