“靴をはいた小さな貝”マルセルの冒険! 第95回アカデミー賞ノミネート作、6月公開
2023年3月12日 15:00
第95回アカデミー賞の長編アニメ映画賞にノミネートされ、A24が北米配給を担う「Marcel the Shell with Shoes On(原題)」が、「マルセル 靴をはいた小さな貝」の邦題で、6月に公開されることが決定。実写とストップモーションアニメを組み合わせ、“靴をはいた小さな貝”マルセルの冒険を時にコミカルに、時にエモーショナルに描き出す。
本作は、2010年~14年にYouTubeで順次公開され、累計5000万回再生を記録した短編作品を長編映画化したもの。新進気鋭の映像作家ディーン・フライシャー・キャンプが監督を務めた。キャンプ監督は同作の高評価を受け、実写映画版「リロ&スティッチ」の監督にも抜てきされている。
「ミッドサマー」「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」などで知られる製作・配給会社のA24が、複数のハリウッドメジャーとの熾烈な競争の末に、北米配給権を獲得。たった6館での限定公開にも関わらず、館アベレージで興行収入2.8万ドルをあげる大ヒットとなった。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、98%(3月10日時点)というハイスコアを獲得した。
賞レースでも、ファンタジーをはじめとしたジャンル作品が集まる第47回サターン賞(最優秀アニメ映画賞)、“アニメのアカデミー賞”の異名を持つ第50回アニー賞(長編インディペンデント作品賞、長編作品声優賞、長編作品脚本賞)などで受賞を重ねており、3月13日(日本時間)に授賞式を控えた第95回アカデミー賞での受賞にも期待が高まっている。
アマチュア映画作家のディーン(キャンプ)は、あるAirbnb(民泊サービス)で、体長およそ2.5センチのおしゃべりな貝・マルセルと出会う。ディーンは彼が語る人生に感銘を受け、マルセルを追ったドキュメンタリーをYouTubeにアップする。
「マルセル 靴をはいた小さな貝」は、6月に全国公開。
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