スピルバーグ監督の実の両親の姿も! 豪華スタッフ陣が集結した「フェイブルマンズ」特別映像
2023年3月8日 10:00

スティーブン・スピルバーグ監督の最新作「フェイブルマンズ」(公開中)の特別映像が披露された。主人公の少年の両親(ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ)のモデルとなった、スピルバーグ監督の実の両親が2人で微笑む様子などを収めている。
本作は、初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になったサミー・フェイブルマン少年が両親との葛藤や絆、そしてさまざまな人々との出会いによって成長していきながら、人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求める物語。第95回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞、作曲賞、美術賞の7部門にノミネートされている。

特別映像は、作曲を務めたジョン・ウィリアムズによる美しいピアノのメロディとともに始まる。スピルバーグは、撮影時の様子について「長い付き合いのあるスタッフは、撮影現場に来ていたうちの両親を知っている。今回の撮影であの2人に再会できて喜んでいたよ」と回顧する。
プロデューサーを務め、3度のアカデミー賞ノミネートを誇るクリスティ・マコスコ・クリーガーが「監督は自伝的な映画を作るため、親しい仕事仲間を制作チームに呼んだ。自分の家族を知る人が現場にいれば安心でしょ?」と語るように、50年近いキャリアの中でスピルバーグが満を持して初めての自伝的作品に挑戦した本作の撮影現場には、長年作品づくりを共に行ってきた信頼のおける豪華スタッフ陣が集結している。

そのうちの1人である編集のマイケル・カーンが「母親は陽気な人だ。光のようにその場を照らす。父親は物静かで優しい」と話すように、ショートカットのブロンドヘアで、赤い口紅が映えるスピルバーグの母・リアが劇中の印象のままネグリジェで優雅に踊る姿や、カメラに向かって優しくて真面目そうな父・アーノルドがおどけるお茶目な姿も収められている。
そのほかにも、過去30年にわたりスピルバーグ専属の撮影スタッフを務め、「シンドラーのリスト」(93)と「プライベート・ライアン」(98)でアカデミー賞を受賞した撮影監督のヤヌス・カミンスキーや、共同脚本・プロデューサーのトニー・クシュナー、30年以上にわたり11本の作品でスピルバーグ監督とタッグを組んだ、プロダクション・デザイナーのリック・カーターなども登場している。
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