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ストに備えるハリウッド 脚本家組合と監督組合が対決姿勢

2023年3月4日 23:00

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画像は西部全米脚本家組合の本部
画像は西部全米脚本家組合の本部
Photo by AaronP/Bauer-Griffin/GC Images

ハリウッドでは現在、ストライキに備えた動きが活発になっていると米ロサンゼルス・タイムズが報じている。

米脚本家組合(WGA)の現行契約が満了を迎えるのは5月1日で、まだ時間はある。しかし3月20日に開始される更改交渉で、動画配信時代の報酬のあり方をめぐり両者が大きく対立したままであるため、紛糾は不可避と見られている。また、6月30日に契約が満了する米監督組合(DGA)の更改交渉も同様だ。

2007年11月、WGAは動画配信などの新しいビジネスモデルにおける条件をめぐり、映画会社、テレビ局、配信業社などが所属する業界団体Alliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)と対立し、ストライキに突入。100日間にも及び、多くの映画やテレビドラマのプロジェクトが凍結され、業界全体に大きな打撃を与えた。

テレビ局はストライキに備えて、新シーズンの制作に早めにゴーサインを出したり、完成スケジュールを早めたりしているという。さらに、脚本家を必要としないリアリティ番組や、WGA会員が関与していない外国作品に関心が高まっているという。

なお、AMPTPは「私たちは各組合との公正な交渉に重点を置いています」と声明を発表している。

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