キム・ヨングァン、「愛だと言って」撮影現場でイ・ソンギョンから逃げ回っていた?
2023年3月1日 21:00
ディズニープラスのコンテンツブランド「スター」で独占配信中の韓国ドラマ「愛だと言って」に出演するキム・ヨングァン、イ・ソンギョンが、韓国・ソウルで2月21日に行われた記者会見に揃って出席。出会うべきではなかった男女が思わぬ恋に落ちていくヒューマンロマンスの魅力をアピールした。
父の不倫と再婚で、心に傷を負ったシム・ウジュ(イ・ソンギョン)は、父の訃報を知ると同時に、再婚相手に家を追い出される。ウジュは自分の人生を狂わせた女への復讐を決意するが、その息子と知らずに出会ったハン・ドンジン(キム・ヨングァン)に惹かれていく。
キム・ヨングァンは自身が演じる、会社のCEOで仕事ばかりの孤独な男ドンジンについて、「長い時間、癒えない心の傷に耐えながら生きる、さみしい男」と説明。「彼の感情を維持するため、撮影の間は日常にある会話を遮断した。心の痛みによって、いつからか何も話さなくなったドンジンは、人と話すこともないだろう。そんな風に考えたんです」と役づくりを振り返る。「そうしたら、ものすごくさみしくなった」と、ドンジンにすっかり共感したようだ。
一方、父の再婚相手に全てを奪われたヒロインのウジュに扮したイ・ソンギョンは、「自分の大切なものを守りたいという気持ちが強い人物」と、役どころを分析。「痛快な復讐劇だと考える人もいるかもしれませんが、本作はそれよりも、復讐という遺伝子を持っていない人物が、大切なものを守るために復讐を試みるなかで、予想外の感情と状況に出合う内容だと考えてもらえれば」と、本作の本質的なメッセージを訴えた。
モデル出身で、抜群のスタイルとビジュアルを誇る“9頭身俳優”のキム・ヨングァン。Instagramのフォロワー数が1400万人を超える人気モデルのイ・ソンギョン。ふたりは初共演を果たしたが、以前から親交がある間柄だという。それでも、本作ではウジュがドンジンを敵視しているという関係性だけに、撮影現場では互いに距離をとっていたそうだ。
「キャラクターの雰囲気を壊してはいけないと思いましたし、お互いにキャラクターを完璧につかむまでは、離れて過ごしたほうがいいと思い、僕の方が逃げ回っていました」(キム・ヨングァン)。
この発言に、イ・ソンギョンも「撮影序盤には、集中すべきシーンも多く、役のトーンをつかむために、現場でも笑わないで過ごしました」と告白。キム・ヨングァンに対して「撮影が始まってから、寝つきが悪くなった」と相談したこともあったと明かし、「でも、人って慣れる生き物のようです。ある瞬間から、現場でも、ふざけたり笑ったりする余裕が生まれました」と、ほほ笑みながら話していた。
そんなふたりが演じるウジュとドンジンの関係の変化は、大きな見どころ。イ・ソンギョンは、「ドラマの序盤では、ウジュはドンジンに対して敵対心丸出しの目をしていますし、ドンジンもまた、無気力で全てが面倒くさいという雰囲気を醸し出しています。それが、時間が経つにつれて、ふたりの目や顔つき、感情にも変化が生まれていく。視聴者の皆さんも、変化をはっきりと感じることができると思います」と語る。
会見の締めくくりには、キム・ヨングァンが「僕たちがたくさん悩んで、最高の姿を見せようと努力をした作品です。たくさんの方がご覧になってくださると嬉しいです」とアピール。イ・ソンギョンは「本作に関わる全ての人が、感情や心にしっかり耳を傾けながら、大切に撮った作品。たくさんの愛と関心を寄せてください」と、作品への強い思い入れを示していた。
会見にはほか、ウジュの友人ユン・ジュン役のソンジュン、ドンジンの元恋人カン・ミニョン役のアン・ヒヨン、ウジュの姉シム・へソン役のキム・イェウォン、イ・グァンヨン監督が同席した。
「愛だと言って」(全16話)はディズニープラスで、第4話までが配信中。今後、毎週水曜日に2話ずつ配信される。
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