綾瀬はるか、映画「リボルバー・リリー」に主演 ダークヒロインで新境地
2023年2月28日 15:26

俳優の綾瀬はるかが2月28日、都内で行われた主演映画「リボルバー・リリー」(8月11日公開)のキャスト発表会見に出席した。綾瀬が演じるのは16歳からスパイ任務に従事し、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ元敏腕スパイ・小曽根百合。緊迫感あふれるアクションも見どころの本作で、ダークヒロインに挑み、新境地を切り開く。
大正末期の1924年を舞台に、元敏腕スパイで、いまは花街の銘酒屋で女将をしている百合(綾瀬)と、家族を殺害され、父親から託された陸軍資金の鍵を握る少年・細見慎太が、帝国陸軍からの逃避行を繰り広げる。

挨拶に立った綾瀬は「スケールの大きな作品で、どんな映像になるのかワクワク感があった」とオファーを受けた第一印象を振り返り、「アクションシーンもたくさん描かれているので、体づくりが大変だなと。それとこの作品をきっかけに、髪を切ったり、新たな挑戦もあった」と役作りにも確かな手応え。昨年夏に約3カ月の撮影が行われ、「見てくださるお客さんを物語に誘って、心揺さぶるような作品になるといいなと思います」と完成に期待を寄せていた。
会見には共演する長谷川博己、慎太を演じる羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー(SixTONES)、豊川悦司が出席。配給を手がける東映は、綾瀬と羽村以外のキャストが演じる役名、役どころについては明らかにしていない。

長谷川は「はい、泳げません」に続く綾瀬との共演で、「2年続けて共演させていただき、良かったです」と喜びの声。本作が映画初出演となる羽村は「そうそうたる皆さんとご一緒させていただき、ワクワクの気持ちで胸がいっぱいでした。アクションに、二転三転するストーリー展開。どのシーンも印象に残るものばかりで、かっこいい映画になっていると思います」と声を弾ませた。

開口一番「リボルバー・ジェシーです」と笑いを誘ったジェシーは、「すばらしいキャストの中に、なぜ僕がいるんだろうという不安もあった」と告白。ジェシーに便乗し「リボルバー悦司です」と挨拶した豊川は、檀一雄の長編小説で、かつて東映が映画化している「夕日と拳銃」を引き合いに「それに勝るとも劣らない冒険物語がそこにあって、東映さんならではの映画になるのでは。その一端に関わることができて、大変うれしい」と話していた。

会見には行定勲監督(「劇場」「窮鼠はチーズの夢を見る」)、原作者の長浦京、企画プロデュース・紀伊宗之が同席した。「リボルバー・リリー」は、8月11日に公開。会見出席者に加えて、阿部サダヲ、石橋蓮司、佐藤二朗、板尾創路、吹越満、内田朝陽、野村萬斎、橋爪功の出演も明らかになっている。
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