【貴重】100年以上前のエレベーターの姿 「エッフェル塔 創造者の愛」イラスト資料&メイキング写真公開
2023年2月25日 13:00

フランス、パリのシンボルであるエッフェル塔を作った天才建築家ギュスターヴ・エッフェルの愛と挑戦を描く「エッフェル塔 創造者の愛」から、当時のエレベーターを描いた貴重なイラスト資料が披露された。

資料は、建設当初にあたる19世紀のエッフェル塔に設置されていたエレベーターの様子が細かく描き込まれている。優雅でボリューミーなドレスやシルクハットを被った男性が座っている様子は、日本で一般的に見られるエレベーターとは異なることがよくわかる。
この資料のエレベーターは、地上から2階にある第1展望台を繋いでいる。一風変わった2つのボックスから成り立っていることが見て取れるが、実はこの形は現在も変わらずに採用されている。急勾配な塔の土台に沿って昇るにはこの形が最も安全で効率的、そして美しい姿を損なわないということが建設当初より計算し尽されていた。さらに、エレベーターが上昇する仕組みとして、電気は使わずに水圧式や油圧式のシステムを使用している点も、当時と変わらず採用されている。100年以上の歴史を持つエッフェル塔が今なお建築界から高い評価を得ていることは、エレベーターひとつとっても納得の事実といえる。


あわせて、ギュスターヴ・エッフェルと娘が建設途中のエッフェル塔の第一展望台で食事をするシーンのメイキングスチールも披露された。本作では徐々に完成していくエッフェル塔を表現するにあたり、建設途中のエッフェル塔を再現した野外の巨大セット上での撮影と「ブレードランナー2049」を手掛けたスタッフによる高度なVFX技術を駆使するためのグリーンバックによる撮影の2通りを実施。マルタン・ブルブロン監督が「目を見張るような映像を届けるために、エッフェル塔をしっかりとスクリーン上に存在させる、という明確なミッションがこの映画には最初からあった」ことに着眼していたからだと言える。
さらに、ブルブロン監督は「完成した形の塔よりも建設途中の映像の方が観客の目を惹きつけるだろうとも感じていた。そのため、特殊効果は背景にとどめ、演者を前面に出す形で映像全体を一体化させたいと考えた。つまり、専門技術をひけらかすことなく、じかに捉えた没入感のあるものを作りたかったんだ」とこだわりを込めたポイントを語っている。
「エッフェル塔 創造者の愛」は、3月3日から公開。
(C)2021 VVZ Production – Pathe Films – Constantin Film Produktion – M6 Films
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【殺しはアマチュア、しかし頭脳は最高】スパイ史上最も地味、だが最も予測不能な男が面白すぎた!
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

アンジェントルメン
【イカれた映画が爆誕】危険な色気の“異常者”たちが無許可のミッションに挑む…ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

片思い世界
【超ネタバレ厳禁→からの涙腺崩壊】あ~!何も言えない! とにかく観て!!【ネタバレなしレビュー】
提供:リトルモア

ミッキー17
【観たら社畜の憂鬱が吹っ飛んだ】過酷なブラック仕事を描いた至高エンタメ…スカッとすぎるんじゃ!
提供:ワーナー・ブラザース映画

侍タイムスリッパー
【ついに見放題“最速”配信中!!!】観たかった人も、何度も観た人も今すぐ観よう!【奇跡のヒット作】
提供:JCOM株式会社

この村の住人は、人を喰ってる――
【映画.comが今年最も期待する“衝撃の問題作”】ついに最終章――未見の人が羨ましい。
提供:ディズニー

映画館で観ないとぜっっったい後悔する
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI