有村架純、ちひろさん役で初めての感覚 なかなか掴めず「磁石のようにくっつけない」
2023年2月23日 13:18
俳優の有村架純が2月23日、東京・新宿武蔵野館で行われた主演映画「ちひろさん」の初日舞台挨拶に出席。「ちひろさんを演じました」と自身が演じた役柄に“さん”を付けた有村は、最後までなかなか掴めなかったという役柄について語った。
本作は、Netflixとアスミック・エースが共同製作し、安田弘之氏の傑作漫画を「愛がなんだ」の今泉力哉監督が実写映画化。元風俗嬢の主人公・ちひろが、ある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの人々の生き方に影響を与えていく。本日劇場公開を迎え、Netflixでも午後5時から独占配信される。
有村は「ここまで役に近づけない、近づけさせてもらえない役どころは初めて」だったと切り出し、「これまでは役に寄っていく、もしくは役を引き寄せるようなアプローチの仕方をしていましたが、(ちひろは)自分が近づくと離れてっていう、磁石のようにくっつけない感覚が最後まであって。なので、ちひろと呼ぶより“ちひろさん”というのがしっくりくる特別な存在でした」と、“さん付け”の理由を説明する。
MCから演技を絶賛されるも、自信のない反応を見せた有村の隣で大笑いした今泉監督は「距離があるって不思議な感覚で、役者さんにしかわからないことだと思う」と前置きしてから、「原作の安田さんも言っていましたが、誰が演じても漫画のあのキャラクターって存在するのかなっていうところから始まっている。有村さんがちひろさんを尊いもの、届かないものとして扱ってくれたから、このちひろさんになったと思う。役を掴んじゃうと説教くさくなったりしていたかもしれない」と分析。ちひろのキャラクターと有村がリンクする部分があったといい、「言うほど遠くないと思います」と話していた。
また、劇場限定の映像もエンドロールに用意されているそうで、今泉監督は「試写で見たときに思った以上にいい映画になっていて、おまけ映像が余計だった説がある。それも含めて気になった方は見てほしい」と苦笑しつつアピールしていた。
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