この村やばすぎでしょ… 横浜流星×藤井道人「ヴィレッジ」予告公開
2023年2月22日 08:00

俳優の横浜流星と、第43回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した「新聞記者」などで知られる藤井道人監督が5度目のタッグを組む新作映画「ヴィレッジ」の予告映像(https://youtu.be/nl9hRuBLyR8)が披露された。“村”という閉ざされた世界を舞台に、そこで生きる人々のリアルな姿を、圧倒的な映像美と世界観で描く。
とある日本の集落・霞門村(かもんむら)。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃より霞門村に住む片山優(横浜)は、美しい村にとって異彩を放つこの施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ希望のない日々を送っている。かつて父親がこの村で起こした事件の汚名を背負い、その罪を肩代わりするようにして生きてきた優には、人生の選択肢などなかった。そんなある日、幼馴染の美咲(黒木華)が東京から戻ったことをきっかけに、物語は大きく動き出す。

予告映像は、どん底でもがき苦しみながら必死に生きてきた優の暗く虚ろな瞳と心からの叫び、優を蔑み煽る村長・修作(古田新太)の息子・透(一ノ瀬ワタル)、村を影で牛耳るヤクザの丸岡(杉本哲太)、借金を抱えながらもパチンコにのめり込む優の母・君枝(西田尚美)や、炎に包まれる家の中、血まみれで涙を流す一人の男性の衝撃的な姿が映し出される。
美咲(黒木)の「ずっと一人で戦ってたんでしょ?」という言葉に、思わず涙があふれる優とのエモーショナルなシーンや、この言葉をきっかけに、別人のように生き生きと輝く優の姿も描かれているが、ゴミ処理施設で働く龍太(奥平大兼)の「この村やばすぎでしょ…」という言葉と共に、次々と村の闇が暴かれていく。
あわせて、新ポスターも披露された。優と美咲を中心に、代々、霞門村の村長として絶大な権力を誇示してきた大橋一族、優の母・君枝、借金返済のため、優と共にゴミ処理施設で働く龍太、内気な性格だが優には心を開いていく美咲の弟・恵一らが、“霧”と共に本作の重要なテーマとなっている“能”を演じる舞台に集結している。
このビジュアルは、ロケ地の平之荘神社の野外能楽堂で撮影された。本編撮影終了後の深夜にキャストが集まり撮影したそうで、映画のミステリアスで幻想的な世界観を表す1枚となっている。藤井監督は「物語の核になる『邯鄲(かんたん)』という能の演目が決まってから、脚本の輪郭も固まっていきました」と明かしており、劇中で描かれる“能”は、本作にとって物語の根幹を成すメタファーとなっている。
「ヴィレッジ」は、4月21日から全国公開。2月23日からカレンダー付きVillageフォトカードが特典に付いたムビチケカードの発売が決定した。
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