トム・クルーズが「ハリウッドを救った」　スピルバーグ監督が労いの言葉

2月13日（現地時間）、クルーズとスピルバーグ監督は米ロサンゼルスで、映画芸術科学アカデミーがアカデミー賞にノミネートされた人々を招いた恒例の昼食会に出席。「マイノリティ・リポート」と「宇宙戦争」で一緒に仕事をしている仲だが、コロナ禍もあって久々の再会となったようだ。

ふたりの様子を、短編ドキュメンタリー映画部門にノミネートされているKartiki Gonsalves監督が撮影し、自身のTwitterに投稿。そのなかで、スピルバーグ監督は「君はハリウッドを救ってくれた。映画興行界も救ってくれたかもしれない。これは事実だ」と語っている。それに対して、クルーズは謙遜する素振りをみせている。

「トップガン　マーヴェリック」はもともと2020年6月24日に全米公開を予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で公開延期に。その後、パラマウント・ピクチャーズは動画配信サービスへの売却を模索したが、劇場公開にこだわるクルーズの反対に遭い実現に至らなかった。同作は22年５月に劇場で公開され、前作を大幅に上回る世界累計興収15億ドルという大ヒット作となった。

第95回アカデミー賞で「トップガン　マーヴェリック」は、作品賞、脚色賞、歌曲賞、音響賞、編集賞、特殊効果賞の6部門でノミネートされている。一方、スピルバーグ監督の自伝的映画「フェイルブルマンズ」も作品賞を含む7部門でノミネートされている。

第95回アカデミー賞授賞式は、3月12日（現地時間）に開催される。