極限状態の恐怖と緊迫感……福島第一原発事故を描く「THE DAYS」映像初披露 竹野内豊らが出演
2023年2月16日 12:00
役所広司が主演を務め、福島第一原発事故を題材にしたNetflixシリーズ「THE DAYS」のティーザー予告(https://www.youtube.com/watch?v=nyFyFKq4p4I)とポスターが、このほど披露された。あわせて、竹野内豊、小日向文世、小林薫が出演していることも明らかになった。
全8話の本作は、入念なリサーチに基づき、3つの異なる視点から事故を克明にとらえた重層的なドラマ。あの日、あの場所で、本当は何が起こっていたのかを、政府、会社組織、そして現場で命を懸ける者たち、それぞれの視点から緊迫の7日間を描き、真実に迫る。
企画・プロデュースは、「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」シリーズなどのヒット作を手掛ける一方、「はだしのゲン」といった骨太な社会派ドラマを世に送り出してきた増本淳氏。「コード・ブルー」シリーズで長年タッグを組んできた西浦正記と、「リング」シリーズの中田秀夫が監督を務める。
2011年3月11日午後2時46分、三陸沖約130キロメートル付近でマグニチュード9.0、最大震度7(宮城県栗原町)の地震が発生。日本列島を激震させた地震から約1時間後、最大15メートルの津波が福島第一原子力発電所を瞬く間に飲み込んだ。だが、それは悪夢の始まりに過ぎなかった。冷却機能を失った原発が暴走を始め、制御不能の状態に陥ったのだ。
初公開された映像は、津波が原子炉に押し寄せるシーンで始まり、発電所内を猛スピードで迫る様を人間の目線でとらえ、建屋内があっという間に海水で満たされる中「あの日、あの場所で何があったのか」という問いが投げかけられる。
一切のセリフを排除しており、津波の脅威とともに、目に見えない放射能の恐怖をも凄まじい臨場感でとらえている。まさに死の淵に立たざるを得なかった人々が味わった恐怖と不条理、彼らが経験した極限状態の緊迫感を体感させる仕上がり。あまりにリアルな映像ゆえ、予告の冒頭には、地震および津波の映像が流れるという警告が表示されている。
「THE DAYS」(全8話)は、Netflixにて2023年に世界独占配信。