有村架純、20代は「ものすごいスピード」 30歳を目前に「より質の良い作品を届けられれば」と抱負
2023年2月5日 20:27
俳優の有村架純が2月5日、都内で行われたNetflix主演映画「ちひろさん」の完成披露試写会に出席した。13日に30歳の誕生日を迎える有村は、共演者から祝福の花束を受け取り「早く30代を迎えたいという気持ちがあったので、ようやくという気持ち」とニッコリ。「この10年間はあっという間で、ものすごいスピードでいろいろな景色を見させていただいた。ありがたい」と振り返り、「これからも、柔軟な心を持って、皆さんとディスカッションしながら、より質の良い作品を届けられれば」と抱負を語った。
Netflixとアスミック・エースが共同製作し、安田弘之氏の傑作漫画を実写映画化。元風俗嬢の主人公・ちひろが、ある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの人々の生き方に影響を与えていく。
ちひろを演じた有村は「原作を読み、ちひろさんという“沼”にはまっていく感覚で、世界観も大好き」と原作の魅力を語ると同時に、「演じるのはハードルが高いなと思った。自分のキャラクターとはかけ離れているので、ギャップをどう埋めるか課題でした」とオファー当初は戸惑いも。
それでも「孤独や、孤独を愛する女性をテーマにした作品を、生きづらさを感じている人に届けられたら。その役目を担えるなら光栄だなと思った」と意義を強調し、「ちひろさんという存在が、皆さんの背中を押したり、何かを肯定してくれたらいいなと思う。私もちひろさんに出会えて、すごく良かった。孤独を愛せる女性になれれば」と話していた。
また、Netflixでの配信と全国での劇場公開を同時に行う試みについては、「劇場の皆さんにとっては、勇気がいることのはず。それを寛大に、手を組んで協力してくださっている。希望のある一歩で、垣根を超えられたと思うとうれしい」と期待を寄せていた。完成披露試写会には有村をはじめ、共演する豊嶋花、子役の嶋田鉄太、van、今泉力哉監督(「愛がなんだ」「街の上で」)が出席した。
「ちひろさん」は、2月23日にNetflixで配信開始&全国の劇場で公開。ロックバンド「くるり」の岸田繁が劇伴音楽を担当し、書き下ろし楽曲「愛の太陽」が主題歌に起用されている。
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