死体役ばかりの俳優とデリヘル嬢の運命の出会い 奥野瑛太×唐田えりか「死体の人」予告
2023年2月3日 18:00
本作は、次代を担う才能の発掘と育成を目的として2016年にスタートした、“まだ存在しない映画の予告編”で審査するユニークな映像コンテスト「未完成映画予告編大賞 MI CAN」の派生プロジェクトで、日本の映画会社のプロデューサーが過去の入選作を審査した敗者復活戦「MI CAN3.5 復活祭」から誕生した作品だ。
演じることにかける想いは人一倍強いものの、死体役ばかりの売れない役者・吉田広志(奥野)と、彼と運命の出会いを果たすヒロイン・加奈(唐田)。彼らの不器用な生き方を通して、理想と現実の折り合いをつけることの難しさ、そして生きることと死ぬことという普遍的なテーマを、草苅監督自身の俳優経験を活かし絶妙なバランスのユーモアとペーソスで描いたハートフルな人間ドラマだ。加奈の恋人役を楽駆が演じるほか、死体の人の両親役に、きたろう、烏丸せつこ。主題歌はTHEイナズマ戦隊が本作のために手掛けた楽曲「僕らはきっとそれだけでいい」。
予告映像と場面写真でも、二人の生き下手な姿が切り取られており、死体の人として懸命に励む情けなくも愛おしい姿や、出来心で試した妊娠検査薬で、まさかの陽性反応が出て慌てふためくコミカルなシーンのほか、デリヘル嬢として働く加奈の、恋人との荒んだ日常が描かれる。
3月17日から渋谷シネクイントほかにて全国順次公開。
(C)2022オフィスクレッシェンド
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