目黒蓮「わたしの幸せな結婚」が役者業の転機に「自分のお芝居の土台を作ってくれた」
2023年2月1日 21:26

「Snow Man」の目黒蓮が映画単独初主演を果たす「わたしの幸せな結婚」の完成披露舞台挨拶が2月1日、都内で行われ、目黒をはじめ渡邊圭祐、大西流星(なにわ男子)、前田旺志郎、高石あかり(※高は、はしごだか)、塚原あゆ子監督が登壇した。
原作は小説投稿サイト「小説家になろう」で連載がスタートし、19年に小説とコミックが刊行、シリーズ累計発行部数が550万部(22年12月時点/コミック・電子書籍含む)を突破する人気ラブストーリー。大正ロマンを思わせる時代を背景に、ある宿命を持つ家系に生まれ、家族から虐げられてきた女性が、自分を信じて愛してくれる男性と出会い新たな運命を切り開いていくさまを描く。この日は、それぞれが本作に合わせた衣装に身を包んでレッドカーペットを闊歩。ある宿命を背負った冷酷無慈悲と噂の軍隊長・清霞を演じた主演の目黒は、着物姿を披露。「清霞を演じていた頃を思い出しましたし、背筋がシャキッとするような感覚です」と清々しい表情を見せていた。

映画単独初主演の映画が決まったときのことを振り返ると、「すごくうれしかった」と喜んだ目黒。「清霞の見た目の美しさやかっこよさを、自分にできるのかなという不安な気持ちもすごくありましたが、衣装などいろいろなスタッフさんに助けられました」と感謝しつつ、「清霞の内面には共感できる部分もあったので、それを大事に演じました」と告白した。清霞と政略結婚で出会い、変化していく美世を演じたのが今田だ。苦しい環境下で育ってきた女性という役柄は、今田にとっても新境地となるが「本当に、私に来たお話なのかなと疑った」とオファー時を回想し、「新たな挑戦だなと思いました。もちろん大変でしたが、みなさんと一緒にとても楽しい時間を過ごしました」と充実の表情を見せていた。

目黒は「自分にはなくてはならなかった時間」と本作の撮影で過ごした時間について並々ならぬ思いを吐露し、「塚原さんがお芝居をわかりやすい言葉でたくさん教えてくれた。それがいまの自分のお芝居の土台を作ってくれた。そのあとに自分が撮った作品でも『ここは違うかな』と思ったら、塚原さんが教えてくれたことを勝手に思い返していたくらい、自分の基盤になるものをくださった。最高の時間だった」としみじみ。現場での目黒について、周囲は「とにかくストイック」と驚いていたが、大西は「2日間しか撮影で一緒になることはなかったんですが、本番が始まる前に気を遣ってくださって、話すタイミングを見計らってくれたり、周りへの気配りがすごい方やなと思いました」と座長としての目黒の姿も目撃したという。

プレミア後の舞台挨拶では、目黒が清霞との共通点についてさらに深く語る一幕もあり、「僕も、素のときに『何を考えているかわからないね』と言われる」とミステリアスな部分も役柄と重なった様子。すると前田が「『何を考えているかわからない』というのは、目黒くんを象徴するドンピシャな表現」、今田も「納得しました」、渡邊も「その通りだと思います」と大きくうなず、大爆笑。目黒を中心にキャスト陣の意気の合った雰囲気が伝わってきたが、「ストイックなのはお芝居に対する興味や向上心の表れ」と称えた塚原監督は、「最終的に彼が目指す役者像のようなものが、私はすばらしいと思った。それを10年、20年かけてやっていくんだろうなと楽しみにしています」と目黒の役者としての成長にワクワクしているという。目黒は「ありがとうございます!」とうれしそうに話していた。
「わたしの幸せな結婚」は、3月17日に全国公開。
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