「未来のメリル・ストリープ」 注目俳優エマ・マッキーを「エッフェル塔 創造者の愛」主演&製作陣がべた褒め
2023年1月31日 11:00
フランス、パリのシンボルであるエッフェル塔を作った天才建築家の愛と挑戦を描く「エッフェル塔 創造者の愛」から、新たな場面写真とメイキング写真が披露された。Netflixドラマ「セックス・エデュケーション」のメイヴ・ワイリー役で知られ、本作で初めてフランス映画に挑戦したエマ・マッキーの姿をとらえている。
アメリカの「自由の女神像」の制作に協力したことで大いなる名声を獲得した、ギュスターヴ・エッフェル(ロマン・デュリス)。世間では3年後の1889年に開催される「パリ万国博覧会」の話題でもちきりだった。そのシンボルモニュメント制作のコンクールには興味のなかったエッフェルだが、パーティーの席で大臣から強く参加を要請される。
さらに、久しぶりに再会した友人で記者のアントワーヌ・ド・レスタック(ピエール・ドゥラドンシャン)の妻・アドリエンヌ(エマ・マッキー)から「ぜひ見てみたい。野心作を」と言われたエッフェルは突然、「ブルジョワも労働者も皆が楽しめるように、パリの真ん中に300メートルの塔をすべて金属で造る」と宣言する。実は、初対面のふりをしたレスタックの妻は、エッフェルにとって忘れられない女性だった。
アドリエンヌを演じたマッキーについて、主演のロマン・デュリスは「彼女にアドリエンヌ役をオファーしたのは天才的なアイデアだった」と話し、「エマはすべてを備えた演技をする。身体を使う場面もエネルギッシュで楽しげに、自信を持ってこなす。ドラマチックなシーンで純粋な感情を伝えるときと同じようにね。共演した一つ一つのシーンを二人で助け合いながら演じたよ」と撮影を振り返る。
製作でキャスティングも担当したバネッサ・ファン・ザイレンは「セックス・エデュケーション」を視聴していた時のエピソードを交え、「ドラマの第1話を見ていたときに、ピンときたんです。たった今アドリエンヌ役を見つけた、エマ・マッキーよ!って。私には、未来のメリル・ストリープが見えたんです。彼女がフランス語を話せることもわかったので、彼女のエージェントを調べました。監督のマルタンに話したところ、彼も賛成してくれて、24時間後には二人でロンドン行の電車に乗っていました」と明かす。
マルタン・ブルブロン監督も「この映画で重要なものの大半は、エマが演じるアドリエンヌの反応力にかかっているんだ。彼女の決断が、彼女のいくつかの行動とともに、物語を導いていく。アドリエンヌの背後には塔があり、逆もまた然りだ。エマがそんなアドリエンヌを、元気さと優雅さをもって完璧に演じてくれている」と、全幅の信頼を寄せている。
「エッフェル塔 創造者の愛」は3月3日から、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開。
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