綾瀬はるかは“受けの達人”で“底なし沼” 「レジェンド&バタフライ」濃姫とらえた場面写真2点
2023年1月2日 10:00
木村拓哉が織田信長を演じる映画「レジェンド&バタフライ」で、綾瀬はるかが扮する正室・濃姫(別名:帰蝶)の場面写真2点がお披露目。信長と対等に接する強さを持ち、彼に深い愛情を抱いていくさまを表現した綾瀬を、大友啓史監督は“受けの達人”で“底なし沼”であると表現する。
本作は、総製作費20億円を投じる東映70周年記念作品。NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送が迫る古沢良太が脚本を手がけ、「るろうに剣心」シリーズの大友監督がメガホンをとった。信長と濃姫の生涯を、いままで描かれることのなかった新たな目線で描き出す。木村と綾瀬のほか、伊藤英明、宮沢氷魚、市川染五郎、音尾琢真、斎藤工、北大路欣也、中谷美紀が顔をそろえた。
美濃の斎藤道三の娘で、若くして尾張の信長と政略結婚し、正室となった濃姫。正反対の性格のふたりは水と油のような関係だったが、ともに過ごすなかで惹かれ合い、天下統一の夢へと突き進んでいく。しかし、誰もが知る信長とは違い、濃姫に関する文献はほとんど残っていないのだという。
大友監督は濃姫について、「歴史上の記録が少ない。少ないということは、フィクションとして作品を広げてくれる役でもある」と、文献の少なさに勝機を見出した。そして古沢が脚本で描いたのは、戦国の世でイメージされるような、男性の脇に控えているだけではない、自由意志を持ち、現代に通じるような強く自立した女性・濃姫だった。彼女の存在によって、「戦国という時代に、男女を超えたパートナーシップを築いた。愛が生まれる物語であり、愛が成熟していく物語」になったと、大友監督は語る。残された文献の少ない濃姫が、力強く戦国の世を生きるたくましいキャラクターとして生まれたことが、物語の軸となった。
濃姫役を務めたのは、木村とはドラマ「MR.BRAIN」以来、約12年振りの共演を果たした綾瀬。乗馬、殺陣、舞い、弓などの技術を身につけるところから役の準備を始めた彼女は、蝶のように優雅で気高く、そして奔放で力強い濃姫を体現した。綾瀬は濃姫と信長について、「ふたりは政略結婚でしたが、夫婦のかたちや感情はいまも昔も変わらないもの。時代が大きく変わったとしても、信長も濃姫も私と同じなのだと思いました」と明かす。
場面写真には、濃姫が信長の正室として強い覚悟と信念を持ち、家臣の前を堂々と歩く姿と、劇中で重要な役割を担う南蛮の楽器リュートを抱え、思いを馳せるシーンを活写。対照的な2枚の写真からも分かるように、綾瀬のさまざまな表情が、濃姫という人物の深みと、「信長と濃姫の物語」としての本作の魅力を最大限に引き出している。
隣国同士の政略結婚という最悪の出会いを果たした、“大うつけ”と呼ばれ格好ばかりの信長と、信長暗殺を目論む濃姫。ふたりの性格は真逆で、互いを出し抜いて寝首をかこうと一触即発状態だった。そんなある日、強敵・今川義元の大軍が攻めてくる。圧倒的戦力差を前に絶望しかけた信長だったが、彼を奮い立たせたのは、ほかでもない濃姫の言葉だった。ふたりはともに戦術を練り、激論の末に奇跡的勝利をおさめる。真っ向から対立していたふたりは、この出来事を境に強い絆で結ばれ、天下統一の夢へと向かっていく。
「レジェンド&バタフライ」は、1月27日に全国公開。
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