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【「ラーゲリより愛を込めて」評論】「戦争がもたらした後遺症」を描いた映画をいま、観客に届ける意義

2022年12月10日 10:00

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「ラーゲリより愛を込めて」
「ラーゲリより愛を込めて」
(C)2022 映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 (C)1989清水香子

「ラーゲリ」と「ダモイ」という単語の持つ大きな意味を、観客に問いかける映画である。「ラーゲリ」は収容所、「ダモイ」は帰国を意味するロシア語。第2次世界大戦後、極寒のシベリアのラーゲリに不当に抑留された実在の日本人捕虜たちが、文字通り命がけで繋いだ汚れなき“思い”が胸を打つ1作だ。

原作は、辺見じゅん氏のノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」。シベリアの強制収容所に抑留された主人公の山本幡男(二宮和也)は、僅かな食糧と劣悪な生活環境のなか多くの捕虜たちを激励し続ける。それは、日本にいる妻と約束した帰国(ダモイ)を誰よりも強く信じていたから。そして、周囲の捕虜たちにも大切な誰かが待っているはずだと信じていたから。

山本に扮した二宮の亡き祖父は、シベリア抑留経験があったと聞く。それだけに…なのか、だからこそ…なのか、用意されていた膨大な資料に目を通すことはなかった。知識だけ増やすことに、どれほどの意味があるのかと。そして、今作を戦争映画ではなく、「戦争がもたらした後遺症の話」と表現していることからも、瀬々敬久監督をはじめとする製作サイドが今作を作る意義を“心”で汲み取ったのだと言えよう。

それは、松坂桃李中島健人ら共演陣も右に同じく、であろう。ロシアのウクライナ侵攻という現実を目の当たりにし、無力感を覚えることもあったはずだ。それでも、もう二度と戦争が引き起こす悲劇を繰り返さないように、そして「戦争がもたらす後遺症」に誰かが悩まされることも二度とないように。その思いを伝えたい一心で、日本を代表する映画人たちが過酷な撮影環境に身を置き、それぞれの役に寄り添うことに徹したことは特筆すべきではないだろうか。

(大塚史貴)

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