「いつまでも幸せに暮らしました」のその先は? 「魔法にかけられて2」監督が見どころを語る
2022年11月20日 12:00

アニメーションで描かれたおとぎの世界から、現実のニューヨークに迷い込んだプリンセスが真実の愛を見つけるミュージカルコメディの傑作「魔法にかけられて」。その続編にあたる「魔法にかけられて2」が、ディズニープラスで独占配信中だ。誰もが心ときめかせる「いつまでも幸せに暮らしました」という最高のハッピーエンド。その先にあるものについて、本作からメガホンをとったアダム・シャンクマン監督が見どころを語った。

前作で晴れて結ばれた主人公ジゼル(エイミー・アダムス)と離婚弁護士ロバート(パトリック・デンプシー)。あれから15年の歳月が流れ、成長したロバートの娘モーガン(ガブリエラ・バルダッチノ)や生まれたばかりの赤ちゃんとともに、ニューヨーク郊外のモンロービルという町で新生活を始めるが、そこで新たな困難が待ち受けていた。
「結婚したふたりが、その後、幸せに暮らした。そんな既成概念に対して、今回はチャレンジしているんだ。『つまり、それって何なのか? 一体どういうことなのか』ってね。『いつまでも幸せに暮らしました』の後に何が起こるかなんだよ(笑)。まさに、あまり語られたことのない、探求されることのないテーマなんだ」(シャンクマン監督)

ジゼルにとって頭が痛いのは、多感なお年頃になったモーガンとの関係性。引っ越しに反対だったモーガンと衝突してしまうのも日常茶飯事で、いつしかジゼルは何もかも思い通りだったおとぎの国・アンダレーシアでの幸せな生活に思いをはせる。ついに、魔法の杖に頼ることを決めるジゼルだったが、その魔法のせいでモンロービル全体がおとぎ話の世界に変ぼう。さらにジゼル本人も可憐なプリンセスから、意地悪な継母に“キャラ変”してしまう。
シャンクマン監督は「エイミーとパトリックを見て、彼らの物語がどのように発展していくのか。それが皆さんの期待するものと違うんだと想像すると、こちらも楽しい気持ちだね」と、予想外のストーリー展開を示唆。エドワード王子役のジェームズ・マースデン、ナンシー役のイディナ・メンゼルらが前作から続投するほか、マーヤ・ルドルフ(「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」)がヴィランを演じており、物語を大いに盛り上げる。

シャンクマン監督といえば、舞台化もされた傑作ミュージカル「ヘアスプレー」や、合唱部の奮闘を描く「glee グリー」シリーズを手がけており、振付師としてもトップレベルの存在。心踊る音楽、色鮮やかなビジュアル、そしてコミカルな味わいと前向きなメッセージ性を見事に融合させる手腕は、「魔法にかけられて2」でも存分に発揮されている。絵に描いたようなハッピーではなく、予想もつかないハプニングが巻き起こる本作。果たしてジゼルは、家族の幸せを取り戻せるのか? そもそも本当の“幸せ”とは? 新たな驚きと感動の魔法に期待したい。
「魔法にかけられて2」は、ディズニープラスで配信中。

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