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香川照之が主演する「宮松と山下」公開 3人の監督集団が“プロ魂”に敬意

2022年11月19日 13:00

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舞台挨拶に立った3人の監督
舞台挨拶に立った3人の監督

香川照之が主演する「宮松と山下」の公開記念舞台挨拶が11月19日、東京・新宿武蔵野館で行われ、監督集団「5月」として本作で長編デビューを飾った佐藤雅彦関友太郎平瀬謙太朗の3人が登壇。撮影を振り返り、香川の“プロ魂”に改めて敬意を表した。

殺され役ばかりを演じるエキストラ俳優として、慎ましく静かな日々を送る宮松(香川)。しかし、彼は過去の記憶をすべて失っていた。毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続ける“宮松”の数奇な運命とは……。津田寛治尾美としのり中越典子らが共演。9月に開催された第70回サンセバスチャン国際映画祭で、「New Directors部門」招待作品としてワールドプレミア上映された。

教育番組「ピタゴラスイッチ」などで知られるクリエイティブディレクターの佐藤は、「現場では香川さんの一挙手一投足に感激していた」と感嘆の声をもらし、とあるシーンで披露する“笑顔”については「なぜ、あんな軽やかで嘘のない表情を瞬時にできるのか? 理由を聞いたが、最終的には秘密だった」。さらに「小さなけいれんまで、演技の技術で制御できてしまう内部構造に、恐ろしくなりました」と畏敬の念を示した。

NHKでドラマ演出に携わってきた関は、クランクアップ当日に香川から「監督3人と一緒に仕事をするのは初めてだが、いいことだらけだった」と声をかけられたと回想。「香川さんは、納得した3人がオッケーを出すので、普段よりカットに重みがあったとおっしゃっていた。テイクごとに、正確に違う演技をしてくれた」とこちらも香川のスキルに感服。「百花」の共同脚本で知られる平瀬は、「僕ら3人プラス香川さんで、会話を重ねながら、宮松を作っていった。それがぜいたくな時間であり、映画にとっても大切なことだった」と話していた。

ただ、無名のエキストラという役どころゆえ「時代劇で切られるシーンもうますぎるときがあって(笑)。これじゃ、バレるバレる。こんなエキストラは使わないって」(平瀬)。佐藤は「時代劇のかつらにも慣れていらっしゃるので、不慣れなかぶり方を模索した」、関は「演技が上手ではないエキストラという部分も、テイクごとにさじ加減してくださった」と試行錯誤の舞台裏を明かしていた。

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