藤竜也、80代最初の主演映画 合計379歳のベテラン俳優陣集結「それいけ!ゲートボールさくら組」23年初夏公開
2022年11月11日 08:00

日本を代表する名優・藤竜也の80代初の主演映画「それいけ!ゲートボールさくら組」(監督・脚本:野田孝則)が、2023年初夏に公開されることがわかった。あわせて、ティザーポスターが披露された。
スクリーンデビューから60年、「愛のコリーダ」や「龍三と七人の子分たち」など昭和から現在に至るまでさまざまな主演作や代表作を排出してきた藤。令和となっても俳優としての気力は留まることを知らない。本作で演じるのは、ゲートボール大会に出場して優勝を目指す主人公・織田桃次郎役を演じる。今回のオファーに対して「非常に嬉しいです。私、80代に突入して最初の仕事、映画のオファーが来たわけですからね」と昨年11月の撮影時のインタビューでメモリアルな作品となる喜びを語っている。
藤「野田監督が仰ったんだけど『人生には遅すぎることなんて一つもない』というこの映画のコンセプトのもと、痛快なお話が展開するから、楽しく観ていただけるものになると思いますね」
学生時代にラグビーで青春を謳歌したのはもう60年ほど昔の話。光り輝いていた青春時代はもうはるか遠い記憶の彼方。いまや後期高齢者となり、家族に疎まれながら淋しい日々を悶々と過ごしていた76歳の織田桃次郎。そんなある日、当時のラグビー部でいつも自分たちを励まし続けてくれたマネージャー・桜との再会から、彼女が経営するデイサービス“桜ハウス”が倒産の危機と知り、救済のため力を貸すことを決意する。元ラグビー部の仲間たちを集結させた桃次郎だが、銀行から融資を受けるには“桜ハウス”の加入者を増やすことが必要だった。今の自分たちが出来ることとは……。思考錯誤の末、「チームさくら組」として老若男女のスポーツ“ゲートボール”大会で優勝を目指すことになった。
高校時代からの元ラグビー部仲間には、75歳の石倉三郎、73歳の大門正明、79歳の森次晃嗣、71歳の小倉一郎らが個性豊かなキャラクターで登場。平均年齢75歳、81歳の藤を含めると“合計379歳のベテラン俳優陣”が、スクリーンで大暴れする。
桃次郎たちと青春時代を過ごした元ラグビー部マネージャーで、今は桜ハウスを経営する物語の中心人物・木下サクラ役に山口果林、サクラの娘・木下春子役を田中美里が担当。桃次郎たちのかつてのラグビー部仲間で今は亡き盟友役として毒蝮三太夫(特別出演)、その孫娘で桃次郎たちにゲートボールをスパルタ指導する女子高生・嶋田七海役に本田望結が名を連ねている。
また、9月30日に亡くなった落語家の三遊亭円楽師匠も解説者役で友情出演していることが明らかに。生前プライベートでもゲートボールに携わるほどの愛好家だった円楽師匠。本作のプロデューサーである村岡克彦氏は、藤の次に円楽師匠への出演をオファーしていた。
村岡氏「オファーしたのはもう3年以上前ですが、明治座の楽屋に押しかけ、『どうしてもこの映画を成功させてゲートボール人気を復活させたいんです!』と訴え、その場で即『やるよ!』との一言をいただきました。座っているのもしんどそうでしたが、僕らの目を見据えて笑顔で引き受けていただきました。本当は真っ先にこの映画を観てもらいたかった人です」
「それいけ!ゲートボールさくら組」は、23年初夏に全国公開。
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