「イッツ・ア・スモール・ワールド」「カリブの海賊」の衣装デザイナー、死去
2022年11月11日 16:00
「イッツ・ア・スモール・ワールド」「カリブの海賊」など、ディズニーランドのアトラクションなどを担当した衣装デザイナーのアリス・エステス・デイビスさんが、米ロサンゼルスの自宅で死去した。93歳だった。
カリフォルニア芸術大学の前身、シュイナード・アート・インスティテュートでアニメーションを学んだアリスさんは、女性の下着デザイナーとして活躍。その後、大学の教師だったディズニーのアニメーターで、夫のマーク・デイビスさんから「眠れる森の美女」の参考映像のための衣装デザインを依頼される。これがきっかけで、ディズニーの実写映画「サーカス小僧」でも衣装デザインを担当。その後、ウォルト・ディズニー直々の指名で、ニューヨーク世界博覧会で初披露されたアトラクション「イッツ・ア・スモール・ワールド」に登場する150のキャラクターの衣装を手がけたほか、ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」の衣装もデザインしている。
夫のマークさんは、ディズニーの伝説の9人のアニメーター「ナイン・オールド・メン」のひとりで、1956年にアリスさんと結婚。マークさんは2000年に他界している。