イーロン・マスクのTwitter買収、セレブリティたちが退会を検討
2022年11月2日 11:00

米実業家イーロン・マスクがTwitterを買収したことで、米エンタメ界で退会する人が相次いでいる。
「言論の自由」を徹底させるというマスクが、投稿内容の規制緩和に乗り出すのは確実で、凍結されたトランプ前大統領らのアカウントを復旧させたり、偽情報やヘイトスピーチが蔓延するプラットフォームに陥るとの恐れからだ。実際、マスク自身はさっそく陰謀論のリンクをツイートしている(のちに自ら削除)。さらに収益化を高めるため、Twitterの認証バッジ(青チェックマーク)の使用料として月額20ドル請求するとの案も発表している。
そんななか、「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」や「ブリジャートン」などのヒットドラマを手がけるションダ・ライムスは、「イーロンが何を計画していようとも見届けるつもりはない。バイバイ」とツイート。Twitterからの退会を宣言した。
「美女と野獣」や「オリエント急行殺人事件」のジョシュ・ギャッドも、「このプラットフォームで大流出が起きている」とツイート。「自分がどうすべきか分からない。居残るほうに気持ちは傾いているが、今日の出来事がこれからの日々の兆候だとしたら、意味が見いだせない。言論の自由は確かに素晴らしい。だが、危害を加えることを意図した(責任を負わない)ヘイトスピーチは、この場所に求めたものじゃない」
ベストセラー作家のスティーブン・キングは「青チェックマークを維持するために月20ドルだって?」と憤慨。「ふざけんな。むしろ金を払え。実装されたら、エンロンのように消えてやる」
日系俳優で社会活動家としても知られるジョージ・タケイは、敢えて留まる道を選ぶと宣言。「この場所がいまよりも有害な場所になったら、理性や科学、思いやり、法を盛りあげるために、いまよりも励むことを誓う。ファシズムや偽情報、ヘイトと戦うためには、タフなファイターが必要だ。みんなにもぼくと一緒に戦いに留まることを望む」
今後、マスクの出方によっては、さらなる流出が起きることになりそうだ。
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