吉沢亮、渋沢栄一役の次は福田雄一監督作でふざけまくる 中川大志にはドSエール
2022年11月1日 17:13

俳優の吉沢亮が11月1日、都内で行われた主演作「ブラックナイトパレード」の制作報告イベントに出席した。NHK大河ドラマ「青天を衝け」以降、本作が初の映画主演作。不器用なダメ男という役どころを演じ、「ギャップしかない。ちょっと分かんないですけど、間違えたかも(笑)」とジョークを交えて、両作品の落差を振り返った。
受験も就職活動も失敗し、恋人もいないサエない男・日野三春(吉沢)が、悪い子どもに欲しくもないプレゼントを届ける“黒いサンタ”にスカウトされ、激務をこなす姿を描いたクリスマスコメディ。「聖☆おにいさん」の中村光による同名コミックを実写映画化した。

吉沢は「ここ最近はギラギラした役が続いていたので、何ていうか、どうしようもない感じが楽しくてしょうがなかったですね。自分はツッコミ役の立場だったが、自分から“かまして”ふざけまくってしまった」と役柄を楽しんだ様子だ。
イベントには共演する中川大志、渡邊圭祐、メガホンをとった福田雄一監督も参加。福田作品に主演するのも初めてで、「ブラックなユーモアや、ミステリアスで複雑な伏線もあるどっしりした物語。福田さんがどう演出するか想像できず、楽しみだったし、見たことない福田作品が生まれるんじゃないかと思う」と映画の完成に期待を寄せていた。

中川は物語をかき乱すチャラ男の田中皇帝(読み:カイザー)役で大暴れ。同時期にNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演し、武士の鑑とうたわれる武者・畠山重忠を熱演しており「(カイザーの好物である)コンビニの廃棄弁当を食べて、そのまま戦国時代に行く感じだった」と苦労を明かした。
また、原作ファンに愛されるキャラクターを演じるプレッシャーもあったと明かし、「吉沢さんに相談の連絡した」。しかし、肝心の吉沢からは「カイザーにすべてがかかっているからな」と“ドS”な返答があったといい、「大丈夫、一緒に頑張ろうって言ってくれるのかと思ったら、すごいプレッシャーをかけられて……。相談する相手を間違えました」と後悔しきり。この発言に、吉沢は「カイザーがつまらないと終わりなんで」と涼しい表情だった。


なお今作では、橋本環奈がサンタクロースハウスで働く三春の同僚で、天才的なハッキング能力を持つ北条志乃を演じている。玉木宏が主人公をブラックサンタにスカウトし、運命を変える“顔のない謎の男・クネヒト”の声を務めるほか、福田組常連の佐藤二朗と若月佑美も共演。「ブラックナイトパレード」は、12月23日に全国で公開。
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