舘ひろし×柴田恭兵「またまたあぶない刑事」本日午後7時からMXで放送

ひと癖もふた癖もある破天荒な刑事、タカ（高山敏樹／舘）とユージ（大下勇次／柴田）の活躍を描いた刑事ドラマは、1986年に連続ドラマとしてスタート。それまでの刑事ドラマでは見られなかった軽妙洒脱な会話や洗練された衣装などが話題を呼び、劇場版なども含めるとその後30年にわたりファンから愛された長寿シリーズだ。

「またまたあぶない刑事」は、88年7月に封切られた、劇場版シリーズ第2作。タカとユージは、若き財界人として名を馳せつつある実業家の長峰由紀夫（伊武雅刀）の周辺を捜査していた。実業家は表の顔で、長峰は拳銃や麻薬の密売、売春などを取り仕切る非合法ビジネスへの関与が噂されていた。

タカとユージはある日、長峰の息のかかった麻薬密売人の緒方を逮捕するが、翌日には長峰の顧問弁護士が署に現れ証拠不十分で釈放されてしまう。しかしその後、緒方から保護を求める電話が入るが、「爆破」という言葉を残したまま緒方は射殺されてしまう。この言葉で長峰が大規模なテロ行為を計画している疑いが出たが、手がかりが一切ない。

そこで2人は、長峰の密着取材をするジャーナリストの萩原博美（宮崎美子）に情報交換の協力を求める。そんな折、幼稚園のスクールバスが園児40人を乗せたまま誘拐される事件が発生する。接点のなさそうなふたつの事件だが、意外なところから繋がっていく……。

メガホンをとったのは、一倉治雄監督。舘と柴田のほか浅野温子、仲村トオル、ベンガル、山西道広、堀内孝人、長谷部香苗ら港署のレギュラー陣はもちろん、94年に死去した中条静夫さんの勇姿を確認することができる。